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3年越しの再会「鳴海屋本店ゆず餅」への愛を語る。

当時、友人A子は企業で重役秘書をしていたキラキラOLで、いつも私に流行の最先端のお菓子を紹介してくれていました。一方わたしはうだつの上がらない勤労学生でした。

ロイズのチョコも資生堂のチーズケーキも、エクチュアのチョコも出町双葉の豆大福も彼女が教えてくれました。

「1年間で食べた一番美味しいお菓子を、たかのさんにバレンタインにプレゼントするね」なんて言ってくれる可愛くて賢いA子。私はA子に完全に餌付けされていました。

A子はこのまま順調にキャリアを積み重ねていくと思っていました。そんなある日、A子は電撃的に結婚し、スパッと退職し東京に行ってしまいました。

3年前、ひょんなことから約20年ぶりにA子と再会しました。その時にお茶菓子に出してくれたのが、鳴海屋本店のゆず餅でした。

見た目も味も素晴らしいお菓子でした。以来、もう1度ゆず餅を食べたくて鳴海屋本店に足を運びましたが、冬のお菓子なので、なかなか手に入れてるタイミングが合いませんでした。

冬が近づくと京都の友人に「鳴海屋のゆず餅を買ってきてー」と画像を送り声を上げました。

しかし友人は鶴屋吉信の柚餅を買ってきるのです。

「それ違う。けど美味しい」

こうして毎年、友人にゆず餅を頼む→間違える→でも美味しい→ご馳走様。このサイクルで冬が終わりるのです。

この度、ついに3年越しの友人のお使いが成功しました🙌

包装紙を何度も確かめる

これは間違いない🙌

ふたつ

この美しい黄色🙌

…みたい

夢にまで見た鳴海屋本店のゆず餅です🙌

わたしの

A子が食べさてくれたのと同じ🙌

わたしだけの

食べるのが惜しくて、眺めながら鳴海屋本店ゆず餅への熱い思いをnotoを書いております。美しい・・・

真上
側面
サイズ

どれだけ美しく繊細なお菓子も、息子はひと口で飲み込んでしまう。

あんこ大好き息子は、どら焼きも鯛焼きも、ゆず餅も同じ。
老舗のあんこも、スーパーのあんこも美味しいけど、少しは味わって欲しい…

ごちゃごちゃ言わずに、美味しく頂きまーす。

ゆず風味の白あんの甘さが、口の中にふんわり広がりました。ゆずをふんだんに使っているのが分かります。クセが強い、ゆずが強い。

予想通り、息子はひと口で飲み込みました。でも美味しい顔をしています。


ご馳走様でした。


鳴海屋本店のゆず餅に思い残すことはありません。
この店はお赤飯が美味しくて、今年は期間限定の栗赤飯もいただきました。次に狙うのはみたらし団子です。

ありがとうございました。

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