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母は頑張らなくていい

親になってつくづく自分の努力だけではどうにもならないことがあるということを知りました。

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子どもが小さい頃、頑張っても子どもは熱を出すと仕事に行けないし、保育園や学校から呼び出されるのです。その度になぜ仕事を休んだり呼び出されるのが私なのだろう・・・と思ったものです。比較的協力的な夫でしたが、そんな悔しさを抱えていました。

私が迎えにいく方が早いし、子どものためにもそれが良いのです。それは私の子育てに対する義務と責任でした。

だから母は逃げれない。


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長い間にすっかり変質した夫婦関係も友人が「夫に介護が必要になったときに手続や病院に付き添うのが妻なんだよ。」吐き出すように言いました。夫に付き添っているのを世間は当然のように見ているし、なんだかんだ言ってもよく夫に尽くしているじゃないと勝手な評価をされていました。

夫は子育ての大変なことを、すべて妻に任せて仕事だからと全く見るてこなかった。そんな生き方の父を、子どもたちはずっとと見てきました。

「だから私が逃げたら、子どもが大変なことになるからですよ。愛情とか言われると虫唾が走る。」これが本音だろう。苦しいよね。小さな彼女に背中をさすった。

だから母は逃げない。


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「障害者の親は離婚家庭が多い。男は逃げればいいだけだから。」これはあくまで個人に体感であるので、統計などのエビデンスを確認したわけではない。信じたくはありませんでした。見渡すと離婚してシングルマザーとして家計を支えながら子どもの療育や不登校に向き合っている友人や知人が多く存在しています。これが現実です。

やっぱり母は逃げない。


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一見仲良し家族ばかりに見えるけど、蓋を開けたら問題を抱えている家族が多くいます。ギリギリのところで誰かが逃げずに立ち向かっているから成り立っています。中には逃げない父もいますが。

お母さん、無理をしないで。自分を責めないで。

世の中には同じように悩んだり苦しんでいる人がたくさんいるよ。

あなたは1人じゃないよ。

だから「自分さえ頑張れば・・・」

これ、やめちゃおう。




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