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母子手帳の黒歴史

母が突然、母子手帳のメモ欄の写メを送りつけてきました。そこには忘れていた子ども時代の私がいました。

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5歳「我が強くて何でも一番でないと気がすまない。」

「弟に何事もゆずることを知らない。泣いて家に帰ることが多い。」

8歳「弟をよくいじめる」

一読して、こうしてイライザは形成されるのかと思いました。確かに赤ちゃんの弟を踏んだ記憶があります。走りっこで足を引っ掛けて転がしたしと記憶があります。

弟からは名作キャンディ・キャンディ」で主人公キャンディをいじめ倒すイライザに似ているだの、マンガ「あさりちゃん」の意地悪な姉、タタミに似ているだの指摘を受けていました。

そもそも私はド文系、弟はガチガチの体育会系なので、現在に至るまで全くソリがあいません。話が合うのは、子ども時代の漫画とアニメの話題のみです。生まれた時から因縁の敵かもしれません。

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4歳3ヶ月「何かにつけて親にあやまれという。」

いやぁこの歳でなんてことを言うのか!ホント末恐ろしい子どもですね。自分の子どもならぶっ飛ばしていましたよ。まったく憎ったらしい子どもです・・・あっこれ私か!?

親の言うことを素直に聞かない、とてつもなく反抗的で性格の曲がった子どもでした。そんな私を育てた母の慈悲深さ感謝しかありません。ちなみに気の短い父からは、よくぶん殴らていました。若い時の私の反抗的態度と短気で凶暴なのは父譲りです。さすがに私も歳を取り温厚になりました。(たぶん)

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4歳「まんが大好き、カイジュウ大好き」
5歳「字がほとんど読める・」
6歳「カタカナも読める。本を読んでもらうのが大好き。紙に色々と書いたり物を作って楽しむ。」


→でも下手くそで何を書いてもオバケのQ太郎にしか見えなかった。手先ば不器用で折り紙も工作も手芸も、ゴミのような出来栄えでした。本、マンガ、アニメ、怪獣、ロボットは今でも大好きです。

8歳「習字を習いに行く力強い字を書く」

→その実態は習字のお手本を見ずに、高速大量生産で書く、さっさと書いてお喋りするので、1年後「もう来なくていいよ」と破門になります。ということで悪筆が矯正される貴重な機会はなくなりました。

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4歳の誕生日
自転車を買う
おばさんから洋服
おばさんからお人形(壁かけ)と本(スザンナの人形)
おばあちゃんからお小遣い
お母ちゃんからサイフ

なんて恵まれた子ども時代でしょうか。私は一族に何十年ぶりに生まれた女ん子でしたので、幼少期は過度にチヤホヤされていました。欲しいものは買ってくれるまで泣く。祖母は私が泣くとファンタを飲ませたので、乳歯は全て虫歯でした。

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娘の感想
「4歳が人生最高の栄華だったのか。何かにつけて親に謝れと言う、なかなかのモンスターの片鱗。こうやってイライザが出来上がっていくんだな。」

私の所感
「本当によく更生したと思う。自力で真人間になった、私は偉い💪」

三つ子の魂百までもです。




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