「ワクワク欠乏症」のあなたにおすすめの1曲~フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
「あらら、ひどい顔のおばさんだよ」
鏡に映る疲れた果てた自分の顔に、びっくりすること、ありませんか?
忙しさを理由に、心身ともにお手入れをおろそかにしている証です。
おばさんはいつものんびりしているように見えますが、結構忙しいのです。
仕事や家事、年齢を重ねるごとに増えていくお祝い事や法事、更年期やら何やらの病院通いで、常にバタバタでくたくた。心身の非常事態を知らせる赤信号がチカチカしています。
「若い頃は、表情も生き生きしていて、身体も脳も自由自在に動いたのに、随分と前から身体も重くて、何をやるにも億劫だしねぇ」
「刺激が足りないのかなぁ。イヤイヤ。若い頃は理由も無いのに、何か楽しいことがあるかも、ってワクワクしていたよね。まだ見ぬ未来に希望を持って、いろんな夢を見ていたけれど、叶わぬままおばさんになっちゃってさ、ワクワクしようもないねぇ……」
赤信号チカチカの原因は、重度の「ワクワク欠乏症」。
健康な心身に欠かせない、ワクワクビタミンが不足、至急の補充が必要です。
「そうだ! あの魔法の歌を聴いて、ワクワクと元気を補充しよう!」
魔法の歌とは、ジュリー・ロンドンとグレゴリー・ポーターのデュエット、スタンダード・ジャズの名曲「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」。
「私を月に連れて行って」と始まるロマンチックな歌は、アポロ11号に、フランク・シナトラの歌を録音したカセット・テープが持ち込まれ、人類が初めて月面で聴いた歌としても有名。
アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のエンディングでもおなじみで、数多くの歌手が録音しています。
しかし! 数ある名録音の中でも、ジュリー・ロンドンとグレゴリー・ポーターのデュエット「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」は、ワクワクと希望が湧いてくる魔法の歌、なのです。
もしかして、あなたも赤信号チカチカになってはいませんか?
魔法の歌が必要かもしれません。
あなたに「魔法の歌の3つの効果」を紹介しましょう。
魔法① 期待感ワクワクのイントロで万能パワーを授かる
魔法のイントロは、軽快なストリングスのピチカート(指で弦をはじいて音を出す奏法)とボサノバのリズムを刻むドラムとベースで始まります。
速いテンポとリズム、次々に新しい音が加わる展開に、期待感が高まり、ウキウキワクワク。
イントロの最後は、ピアノが低音から高音へ駆け上がって行きます。
まるで魔女や妖精に変身して、空を駆け上っていくよう。
万能パワーを授かった気分になるのです。
魔法② おしゃれなストリングスでキレイになりたくなる
ジャズアンサンブルに、ストリングス(弦楽器の合奏)をプラスすると、
「カッコイイ+生き生き+つやつや+やわらか=スマートでキレイ系」
のおしゃれな音楽の出来上がり!
キレイ系に変身したくなる魔法にかかったあなたは、フェイスパックやストレッチ、ヨガで自分を整えたくなる欲求が湧いてきます。
そして、キレイになった自分を想像して、ウキウキワクワクしてくるのです。
魔法③ 時空を超えたデュエットで希望がワクワク
クールで大人の魅力たっぷりなジュリー・ロンドンと、紳士的で優しさと包容力を感じるグレゴリー・ポーターのデュエットは、ロマンチックな恋愛映画のワンシーンのよう。
ジュリー・ロンドンは、1926年アメリカ生まれ。
1950年代から1960年代に活躍。ハスキーな歌声と美貌で人々を魅了した、アメリカン・ビューティー。
グレゴリー・ポーターは、1971年アメリカ生まれ。
グラミー賞2度受賞の実力派。ブルースやゴスペルにも親しんできた彼の歌声は、ハートフルで男前。
グレゴリー・ポーターが「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」を録音したとき、ジュリー・ロンドンはこの世の人ではありませんでした。
2人のデュエットは「ゴースト・デュエット」と呼ばれるもの。
生前のジュリー・ロンドンの録音(1963年)と、2014年にグレゴリー・ポーターの歌や伴奏をオーバーダビング(多重録音)した、時空を超えた魔法のデュエットなのです。
過去の素晴らしい楽曲に、現代の技術で新たな命を吹き込んで、驚きと感動を人々に与えてくれる楽曲へと蘇らせたのでした。
☟ジュリー・ロンドンのオリジナル。美しい彼女の姿にもうっとり。
過去と現在を融合させる、人間のステキな英知に触れると、残り少ない自分の未来でさえも「きっと良いことあるかも」と、希望がワクワク湧いてくるのです。
魔法のデュエット「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」。
3つの魔法の効果で「ワクワク欠乏症」の治療・予防に、おすすめです。
曲の長さは、スキマ時間に服用するにも最適な2分39秒。
クリスマスも近くなったこの季節、ワクワク気分になること、間違いなし!魔法の歌は、副作用はありません。ぜひ一度お試しを!
今年も残りわずかとなりました。
楽しい音楽を聴いて、あなたが元気でいてくれることを願っています。
また、お会いしましょう。やんさんさんでした。