12月30日(月)の日記 映画見納め
今晩予定していた忘年会が相手の体調不良によりキャンセルに。代わりに映画を観に行くことにする。
まずは先週金曜に観て、睡魔でまともに観れなかった『アイ・ライク・ムービーズ』を前回同様に渋谷ヒューマンとラストシネマにて。事前に刺激の強いグミを食べ、売店でミックスナッツを買って睡魔に備える。結果、前回ほどではないがまた睡魔に襲われる。睡魔の原因を考える。この映画のスクリーンサイズが四角形のせいなのか、いつもはコンタクトだが先週金曜も今日もメガネだからか、それとも深く眠れてないのか。映画好き主人公ローレンスが痛すぎてムカついていたけど、終わって考えてみればそれは昔の自分だったなと思う。高校時代の自分は周りの友人は仮の存在で大学では本当に自分と分かり合える友人たちと会い、本来の自分になると夢想していた。結果、それどころか、そのせいなのか、大学で友人が作れず、絶望したのだが。
次の映画までにトンカツ定食を急いで食べる。ご飯、キャベツと味噌汁の無料お代わり権を行使しないのは少々勿体無い気持ちになる。歩いてイメージ・フォーラムへ移動。『ニッツ・アイランド 非人間のレポート』を観る。オンラインゲームの中に963時間潜入してプレイヤーたちを取材したドキュメンタリー。抑制のない仮想空間で見る人間の本性が恐ろしい。一方、プレイヤーたちに密着することで現実社会での姿が垣間見えるのも面白い。全体に渡って流れるのは虚無感。そして、そこに心地良さを感じる自分もいる。映画の中に挟まれる風景描写(全てゲーム内)が美しく、もはや仮想空間の中だけでも映画を取れるということに感心する。これで年内最後の映画締めとなる。
帰って、『アトロク2』の宇内アナの出演ラスト回を本放送と深夜のネット配信まで見届け、自分もグッと来てしまう。寂しいけど、今の時代で女性でアナウンサーの仕事を続けるということの負荷というのは非常に大きいと思うし、とりあえず辞めるという選択を応援したい。