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1月10日(金)の日記 映画『敵』 アトロク2コラボ試写会
夕方、池袋のシネマロサへ。『アトロク2』の映画『敵』試写会イベントへ。珍しくこの手のイベントに当選した。『敵』は筒井康隆の小説を『桐島、部活やめるってよ』などの吉田大八監督が映画化した作品。鑑賞中、なぜか身体が滑ってしまう感覚があり、後ろの人の迷惑にならないように態勢を戻すのが大変だった。鑑賞後は10分間の休憩後に宇多丸さんと吉田大八監督のトークショー。普段は映画を観た後に情報を入れずに自分の感想を一回まとめてXに投稿してるので、鑑賞後すぐに映画の解釈、それも監督ご本人の話を聞くことになるため、休憩中に感想を絞り出す。映画は長塚京三演じる独居老人の前に「敵」が現れる物語なのだが、穏やかな日常生活が徐々に変化していく様子がとても丁寧に描かれ、没入感が凄い。人生の終わりに自分のこれまでの人生と向き合うような切なくも愛しい時間の映画だった。また主人公が料理をするシーンが観てるだけでとても気持ち良く感じられたのが不思議だった。長塚京三さんの年老いても清潔で知的な佇まいも素晴らしかったが、大好きなカトウシンスケさんも好演してて嬉しかった。トークショーは映画の理解が一気に深まる内容だったため、事前に急いで感想をまとめて良かった。帰り際、番組放送作家の古川耕さんもお見掛けする。映画『敵』は1月17日(金)から公開です。
『アトロク』コラボ試写会で吉田大八監督『敵』を観る。長塚京三演じる独居老人の前にある日、「敵」が現れる。丁寧に描かれる穏やかな生活、徐々に現実と妄想の境目が曖昧になっていく。人生のラストに自分の人生と向き合うような切なくて愛しい時間。料理&食事シーンの心地良さが堪らない。#utamaru pic.twitter.com/yBTiYDZ4v6
— ヤンパチーノ(映画Podcast『ヤンパチーノのシネマビーツ』) (@cinema_beats) January 12, 2025