ビートメイクと『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』
10月12日(土)
朝、とても暑い。またTシャツで外に出られるのは嬉しい。
ヘラルボニーのミネラルウォーター「トゥモローウォーター」を持って外に出る。ヘラルボニーは、障害のある作家のアート作品を日常で使えるアイテムに展開する活動をしている企業。NewDaysで売っているのだが、自分はあまり行くことがないし、水は普段からかなり飲むのでネットでケース購入。もちろん売上の一部は作家に還元される。
渋谷ストリームホールへ向かう。焼酎ブランド「いいちこ」の展覧会を除く。入場時にもらう冊子が分厚い。40年間毎月制作している(しかも海外撮影)という数百枚に渡るポスターの中から毎年一枚選んだ四十枚が掲出されていた。著名人の写真と「私といいちこ」のメッセージが貼り出されているエリアには、自分の好きなUSの音楽プロデューサーKnxwledgeがコメントしていてアガる。それにしてもどういう繋がりなんだろうか。いいちこは海外でも積極的にプロモーションしているそうだが。
副都心線で池袋へ。カフェで久々にビートメイク。週明けのイベント登壇時の登場音楽として自作のビートを流したら面白いのではないかと、主催のTから提案され、既存曲で登場に相応しいものがないので作ることにした。10秒くらいしか使われないので、自分では細部に拘って作ってみた。隣の席ではアプリで今日初めて会っていると思われる男女が会話している。そんなに盛り上がってない様子で勝手にソワソワする。
夕方、グランドシネマサンシャインのIMAXシアターで『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』を観る。Xに大量に流れる感想投稿を必死に読まないように避けて来たが、うっすら賛否が分かれている様子だけは伝わって来ていた。前作『ジョーカー』は大好きなだけに期待半分、不安半分。
観終わった直後の感想としては、悲劇的な人生を送ってきたアーサーが求め続けた、美しいもの、愛へのピュアな渇望とその儚さがとてつもなく切なかった。それは前作も同様だが、今回は音楽が一つのテーマとなっていることにより、より強化されていたと思う。そして、そして前作同様、全速力で走るアーサーを見るだけで泣きそうになってしまう。ホアキン・フェニックスの演技は当然ながら今回も凄まじい。確かに前作ほどの衝撃は無かったかもしれないが、それは当然なことでもあり、自分にとっては納得の続編であった。一作目は、その作品のエネルギーの強さから、一部の人には間違ったメッセージを受け取っているかもしれないことは、その後に起きた事件などから見て取れる。監督はそのような間違った影響を無くしたい気持ちもあったのではないだろうか。
帰り道にひたらすらXG『IYKYK』をリピート。中毒性がヤバい。