たくさん歩く(チャーハン) #10
冬ソナストリートから、今度は紅葉を見るために瑞浪市にある鬼岩公園(おにいわこうえん)にやってきました。車で1時間ぐらいでしょうか。
瑞浪市って言っても、ほとんど御嵩町よりなんですけどね。土岐市の方が近いし。
で、ここに来た理由はこれ。岩穴くぐり
ネットで見たタイトルだけでやって来たので、いまいち何をするのか分かっていないけど面白そうじゃないですか?
着いた途端に、スタッフの方から
「次の受付は12時30分になります。」
って言われる。今は11時50分ぐらい。
ならばお腹が空いたので、腹ごしらえしようとお店を物色します。
松茸食べたい。けどお金も時間もない。パス。
中華!これは早くできるでしょ。うん、これでいい。
看板・・・唐揚げはかろうじて読めるんだけど・・・
(写真がなく、かなり文章多めです。すみません)
お店に入って中を見回します。外観通りの雰囲気。
やたら大きい金魚が数匹泳ぐ水槽に和む。
スタッフは店主のおじいちゃんが1人のみ。
自分を中心に
左に4人の家族連れ。自分とほぼ同時入店。まだ注文をしていない。
左に1人の女性。まだ注文が届いてない。
右に3人の家族連れ。既にラーメンは2杯あるけど別のものを頼んでいて待っている様子。
(自分のリスクセンサーが鳴り響く)
まず4人の家族連れが注文します。
普通に天津飯セットなど、結構がっつりと頼まれています。
店主は耳が聞こえにくいようで注文が聞き取りづらい様子。
こちらに来てコップに水を注ぎ、テーブルに置いてくれた。
「あのー、手早く作れるものはなんでしょうか?」
「なんでも作れるよ。(時間)かかるもんはかかるけどね」(にっこり)
(なるほど・・・リスクは負えないな・・・)
「でしたら、チャーハンで!」(チャーハン最速理論)
「・・・」
返事なかったけど伝わってるかな?
店主が右の席に追加の餃子とかを運んでる。
そしてまもなく隣の女性に「どてめしセット(どて焼きとラーメン)」が届いた。どて焼きは下に固形燃料があって火がついてる。
(なぜーwめっちゃ凝ってる!!!そして意外とガッツリ系なお姉さん)
時間があれば自分もこのどてめしセットにしたかったんだよ。
でも今日は時間がないから、チャーハンでいい!
店主、ときおり立ち止まり、ボーッとする。
(今、確実に何作ろうか考えてましたよね?!)
そして注文を忘れていたようで、にっこりと右の家族連れに再確認している。
そうこうしていると新たな客が来た。
アラフィフカップルとアラフィフおじさん。(私もそうだけど)
アラフィフカップルの女性は用事があるのか、店の外に行ってしまった。
アラフィフおじさん
「注文お願いしますー」
「・・・」
うん・・・聞こえてない。アラフィフおじさん苦笑い。
右の女性が優しい方で、店主に
「あちらの方たちが注文したいそうですよ」
って告げる。
店主のおじいちゃん、にっこりと
「ちょっと待っとってw」
wwwwwww
(既に結構待ってたよ?アラフィフおじさんも自分も苦笑いw)
ようやく、左の家族連れのメニューが完成したようで、店主のおじいちゃん、そっとそっと運んでる。
時間が15分になった。
それにしてもチャーハン作ってたっけ?
スマホでnoteを見ながら、確認していたつもりだけど。
受付は30分といっても何人も並んでいる可能性もある。
何をするのか詳しく知らないので不安になる。
意を決して
「店主、12時30分に岩穴くぐりの受付始まるから、それに行きたい」
「もし、まだ作ってないのなら、そっちに行ってもいいかな?」
って聞いてみた。
「いいよ、そっちに行ってこれば(´・ω・`)」(にっこり)
お、ありがたい。話が通じる。
「でも、できてるけどね(´・ω・`)」(にっこり)
(できてるんかーい!)
心の中でこんなに見事にツッコミを入れたのは人生で初めてですわ。
(できてるよっ!!って怒るわけでもないやさしさ?)
「できてるなら食べます!ください(^o^;)」
うん。いただきます!m(_ _)m
さくっと食べた。
干しエビが入った、油感のある自分の好きな美味しいチャーハンだった。
お金はお釣りもなくちょうど630円ある。
下手にお釣りになるようだとリスク大だ。
さっと渡して、お店を出たら12時20分だった。
にっこり笑顔が素敵な憎めない店主でした。
隣のアラフィフカップル、アラフィフおじさんも自分が食べ始めてから注文できた様子。用事を済ませた女性が戻ってきて、まだ注文できていないことを伝えられた時に目を見開く表情を見せたのはしっかり目撃したけど。
(それにしても、いつフライパン振ってたかなぁ?)
受付は既に20名ほど並んでました。
30分には40名ほどいたと思う。
なんだ・・・知ってたらどてめしセット行けたんじゃないか?って思うけど他の人たちも、早く食べたそうだったからチャーハンの選択は間違ってなかった。
そういう運命だった。
そして、みんなが理解をしていたやさしい空間だった。
で、何をするんだっけ?みんなで鬼岩さんになる?
道路を横切る歩道橋を渡って
紅葉のトンネルをくぐり
入口?に着きました。誰もいないけど。
11に続く