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【光は何色か?屈折から考える】

昨日の理科の授業は、光の屈折の学習の続きでした。
光は何と言ってもカラフルな単元なので生徒も喜びます。

<丸いものは何個か?>
ペットボトルをちょっとだけ見せて、中に丸いものが何個入っているのかを当てさせました。
このペットボトルには、「色付きのビー玉」と100円均一で買った植物用の「水で膨らむビーズ」を入れています。水の中ではビーズは見えません。
水を抜いていくと透明なビーズが出現してきます。どのクラスの生徒も「わぁーーーっ」「騙されたー」と目を大きくして驚いてくれました。
こうなった理由に関係している屈折率について、PhETを使って解説しました。最近大活躍のWebアプリです。電子黒板で図を動かしながら説明できるので、とても重宝しています。
https://phet.colorado.edu/ja/simulations/bending-light

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<糖度計の仕組み>
異なる物質の境界面で光は屈折します。どれくらい屈折するかは、屈折率で決まります。屈折率は液体や固体の密度や濃度によって変化します。
それを利用したのが糖度計です。
実物の糖度計が手元にまだ手に入っていなかったので、来週見せながら紹介しようと思います。

<写真を撮ってロイロに送る>
10分間の制限時間を設けて、2つの課題に取り組みました。

【課題A】台形ガラスを使って虹の写真を撮る。
【課題B】顕微鏡を使ってiPadの画面の拡大写真を撮る。

課題Aは、太陽光を台形ガラスで屈折させて虹を作ります。
虹の見つけ方は教えていないので自分たちで試行錯誤しながら見つけます。綺麗に見えるとみんな夢中で観察したり写真を撮っていました。
課題Bは、iPadの画面を肉眼で見ると、白いところは白にしか見えませんが、拡大すると「赤緑青」の規則正しいブロック状のものが見えるというものです。

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<2つの写真の似ているところと違うところ>
自分が撮影した写真かロイロに提出している他の生徒の写真を取り込んで、2種類の写真の共通点と差異点をベン図で考えさせました。
 似ているところ・・どちらもカラフルであること
 違うところ・・・ガラスの方は、グラデーションになっている
         iPadの方は、3色の四角が規則正しく並んでいる

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<影は何色>
光の三原色について学ぶために、3つのライト(赤、緑、青)を使って、「やかんの影」が何色になるのかを観察しました。
生徒の予想はどんな時にも影は黒色だと考える生徒が多いですが、実際にやってみると、青、赤、黄、緑、水色だったりで驚きますが、なぜ影がそんな色になるのかについてもなんとなく分かってくれたと思います。

来週月曜日は、虹が見えるおもちゃづくりです。

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#ロイロノート
#虹の観察
#電子黒板
#BenQ


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