3月9日は「ザクの日」
いや知らんけど、公式がそう言ってるので(笑)
「ザクの日」に合わせて、6月公開予定の映画「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」の主人公「ククルス・ドアン」が搭乗するモビルスーツ、通称「ドアンザク」のビジュアルが公開されました。
原典となった「機動戦士ガンダム」第15話「ククルス・ドアンの島」は本編とは直接関係の無い一話完結のお話で異色作ながら名作として知られています。一方で、特にモビルスーツの酷い作画で知られ、いわゆる「作画崩壊」の代名詞的な存在です。ひょろっと細長いザクのスタイルや馬面になってしまった頭部などは設定画とは大きく異なり「これは一般のザクでは無くドアン専用ザクと言うバリエーションだ」と揶揄するファンも居ます。一方で「ドアンザクはこのスタイルで無ければ認めない」と言うファンも多いです。ちなみにこのお話では主役機であるガンダムも結構酷いビジュアルで描かれています(笑)
今回公開された「ドアン専用ザク」は、原典の作画崩壊を逆手に取り、一般機と外観が異なるのは「倒した相手の機体から部品を回収し、ドアン自身でそれらを用い機体の補修・改修を行っている」から、細身なのは「一部装甲は剥がれたままになって」いるからと設定されました。
頭部はカメラアイの覗き窓部分が破損して通常より上下に開いた状態になっており、下半分が下がって、原典でも特徴的な「ひょっとこ」のような顔になっています。
「ドアンザク」にこのデザインをぶっ込んで来た事で、6月の映画公開がとても楽しみになって来ました。制作側のやる気を感じます。