教授と、あの頃の私に会いたい
大学生の頃所属していたゼミは、学生が3人。それぞれ卒業論文のテーマがかけ離れていたから、いわゆるゼミ形式の講義は教授とわたしの一対一で、授業というよりも雑談のようだった。そんな中で培われた関係は、勝手に師匠と弟子のようだと感じていた。
教授と呼ぶのはやめてあの頃のように先生にしよう。当たり前だがわたしにとって先生は敵わない存在で、周りの教授たちも、あの方は(教授という世界では)若いのに素晴らしい研究者だと陰でおっしゃっていた。とにかくきっと、どれだけ凄いのかわたしの脳みそ