断筆宣言なんてしないのに。
私の日記は途中で終わる。息が出来なくなるように書けなくなるからだ。そんな時はこうして、時がくるのをただ待つ。
以前「愛されなければ生きられない呪い」という記事を書こうとして途中まで書いて下書きを保存して、やめた。そこからnoteに触れなかった。人の記事を見ていいねをつけて歩いたけど。
シンプルにいうとフェミニズムの話だ。私達は呪われている。女も、本当は男も、過去の亡霊に呪われている。こうであれという規定観念が私たちの自由意志を奪って私達を形の中に押し込めようとする。これは自分を傷つけようとする意思とは裏腹に愛する親や友人からかけられることもある。そしてこの呪いを解くのはとても難しい。自分を常にアップデートして、自分の頭で考えて決める。苦しくても戦う。受けた傷を他の人になすりつけない。そして恥入りながら誤っていた、ということを認め続けるのだ、たぶん死ぬまで。
きっと私達の差別は死ぬまでなくなることはないだろうから。
それでも結婚適齢期は死後になったし、痴漢被害は日の目を見るようになったし、加害はシンプル加害者が悪だし、SEXには確たる同意が必要だし生理は恥ずかしいことではなくなりつつある。
私の世界は変わっていく、それでも後は自分の娘たちのような若い人に任せるのでなく彼女彼等が乗り越えるハードルが低くて済むよう、もしくは他のことに力を使えるようにオバチャンはうるさくい続けるのだ。
フードコートで瓶詰めの食事を食べる、見知らぬあなたがいつか「昔の人は大変だったんだ」という。そこから始める世界をつなぐ。それが今、私が生きてる理由だから。
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