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2022/11/10 葉梨法務大臣 「死刑のハンコ」発言“撤回”し謝罪

2022/11/10 夜のニュース比較、文字起こし

政治

葉梨法務大臣 「死刑のハンコ」発言“撤回”し謝罪

山内アナ「謝罪、そして撤回はされましたけれども、現職の大臣からこうした言葉が出たということ、残念です。」
青井アナ「この発言を受けて、明日の衆議院法務委員会では葉梨大臣に対する質疑を行うことにしています。」
NHK:ニュースウオッチ9
国山アナ「では、葉梨法務大臣の発言を今一度確認します。昨日、自民党議員のパーティーで「法務大臣てのは、朝死刑のハンコを押しまして、昼のニュースのトップになるのは、そういう時だけという地味な役職」という発言です。この発言に対し、今日自民党の遠藤議員は党の会合で、こう話しました。かつて法務大臣を務めた谷垣氏は死刑の決済にあたり、一審から全ての調書を読む。死刑囚は子どものうちに恵まれない家庭が多かった、と話していて、真摯な態度で死刑執行を決定していた、とこう話しました。また、2018年にオウム真理教の元代表松本元死刑囚らの死刑を執行した上川元法務大臣には現在も警備がついているということです。」
小川アナ「スピーチの際のカジュアルな常套句だったのかもしれませんけれども、そうしたことに軽々に持ち出せるような文言、事柄なのか?と。非常に疑問を覚えますよね。」
ハリー杉山氏「そうですね。1度ではなくて、3回ですか?デリカシーのない、非常に理解し難い発言です。法務大臣として、例のハンコを押す瞬間は死刑囚だけではなく、被害者、被害者のご家族など、色んな方々に思いを寄せるはずの瞬間だと思うんですよ。人の命の重さというものを、しっかりと理解しなくてはいけない立場なのに、なぜここまで軽い言葉を発してしまったのか?う〜ん、理解し難いですね。」
小川アナ「謝罪、撤回で終わりになるのかどうか?今後も尾を引くことにはなりそうですね。」
TBS:News23

葉梨法務大臣 「死刑のハンコ」発言“撤回” 岸田首相“続投”判断

大越アナ「VTRで上川前法務大臣が、いかに慎重に慎重を期して死刑執行の命令を発したかを述べていましたけれども、本当その歴代の法務大臣がまさに悩みに悩んできたのが、この死刑執行の命令なんですよね。葉梨大臣の真意はともあれ、場を和ませようとして、材料として死刑執行の話を持ち出した時点で、やはりやってはならないことをやってしまった。これは間違いないようです。あとはご本人の判断でしょう。」
テレビ朝日:報道ステーション

新型コロナ

新型コロナ“第8波” 各地で警戒感強まる

山内アナ「こうした動き見てみますと、この国や政府、そして医療現場の危機感も日増しに強くなっているの感じますし、子どもの感染拡大も気掛かりですね。」
青井アナ「新しい波に入りつつあるということでしたけれども、インフルエンザに冬場に年末、そしてBQ.1ということで、注意したいこと様々ありますけれども、今もちろんされてますけれども、それぞれが出来る感染防止の行動を、これからもしていきたいと思います。」
NHK:ニュースウオッチ9

国際

米国中間選挙 いまだ大勢判明せず

大越アナ「来週15日にもトランプ氏は大統領選挙への立候補を正式表明するとされているんですが、さあどう発言するんでしょうね。ただ評価を下げたとは言っても、トランプ氏には強固な岩盤支持層というものがありますので、その上で選挙結果次第では、この選挙は不正なんだ、と言うのはいつものやり方ですもんね。トランプ氏の存在自体が、やはり今後のアメリカ政治を揺さぶる可能性は依然大きいものがあると言われています。」
テレビ朝日:報道ステーション

米国 10月の消費者物価指数 市場予想下回る

佐々木アナ「速報でお伝えしました10月の消費者物価指数、予想を下回りまして、マーケットは大きく反応しています。株式市場は先物ですけれども、ナスダックは3.7%と急上昇しておりますし、こちら為替も円高になりまして、急激に143円の60銭台となっています。」
市川眞一氏(ピクテ・ジャパン シニア・フェロー)「これ物価の主役、変わってきてるんだと思うんですね。これまではエネルギーなど一次産品を中心に物価が上がってましたけれども、そこのところはだいぶ落ち着いてきていて、ここから先はやはりサービス、この部分が全体を引っ張ることになると思います。常識的に考えれば、年明けくらいには消費者物価上昇率4%台くらいにまで落ちてくる可能性あると思うんですけれども、問題はそこから先ですね。そっから先、本当に下がるかどうか?ここはまだクエッションマークだと思います。」
佐々木アナ「マーケットは、でも12月の利上げ、0.5%くらいになるかな?」
市川氏「0.5くらいじゃないでしょうか。」
佐々木アナ「ね、見てますかね。」
テレビ東京:WBS

米国 中国への半導体輸出規制を強化 日本への影響は

佐々木アナ「半導体を巡る動きがダイナミックに動いているんですけれども、アメリカの規制強化というのは広範囲に及びそうです。どうご覧なりますか?」
市川氏「半導体について言えば、一部について言えば、一部特定用途、例えば人工知能向け、こういったものについては輸出規制をする。ただし、半導体そのものは中国にもしっかり売っていく、ということだと思います。ただその一方において、半導体製造装置に関しては、その関連も含めて厳しい制限を掛けていく。そういうことなのではないでしょうか。」
佐々木アナ「半導体は、では売れるということなんですね?」
市川氏「そうですね。」
佐々木アナ「半導体製造装置は売らない。その訳は?」
市川氏「これは2つ理由があると思うんですね。1つは、やはり半導体、中国が必要とする量を十分に供給することによって、中国自体が新たな半導体を製造していこうという意欲や能力を蓄えるということ、この意欲を削いでいくということが1つありますね。」
佐々木アナ「これ専門家先程おっしゃっていましたね。中国が力をつけてしまうだろうと言ってますから、それを抑える、と。」
市川氏「もう1つは、対中輸出によって利益をしっかりとあげて、この部分を例えば日米の半導体企業が研究開発や設備投資に回していく。そういう原資をしっかり稼いでいくことによって、競争力を確保するということだと思いますね。」
佐々木アナ「つまり、売るけれども、作らせないという戦略。なかなかすごい戦略だと思うんですけれども、そううまくいくでしょうか?」
市川氏「これ3つ課題があるんじゃないでしょうか。1つは、日本の半導体が本当に中国で、きちっと競争力を持って売れるかどうか?これはやはり今後の大きな課題になってくると思いますね。そして2つ目は、やはり半導体製造装置を考えてみると、今グラフが出ましたけれども、直近で言えば、昨年対中輸出が実は半導体製造装置の34%を占めています。」
佐々木アナ「そうですね、一番多いですね。」
市川氏「ここを輸出規制を掛けて絞り込むということは、やはり日本の半導体製造装置業界にとって見れば、非常に大きな痛手になりますから、この部分を日本やアメリカの設備投資で、しっかりと埋めることが出来るかどうか?これが2つ目の課題ですね。」
佐々木アナ「あと、なんか私が聞いていて、半導体って幅が広いですけれども、どこからどこまでが本当はダメなのか?という線引きが曖昧じゃありませんか、今。」
市川氏「そうですね。これはやはり半導体に関わる企業が共通に抱えている悩みだと思うんですけれども、まだ政府はどこまでが規制の対象で、どこまでが大丈夫なのか?ということについて明確にしていませんから、これを早い段階で、しっかりと示すことによって、不透明感をなくしていくことが非常に重要なポイントになってくると思います。」
佐々木アナ「そうしないと、企業も動けないですからね。」
市川氏「そうですね。」
テレビ東京:WBS

ロシア ショイグ国防相 ウクライナ ヘルソン州からの撤退命令

有働アナ「いかがですか?」
廣瀬俊朗氏(HiRAKU 代表取締役)「ロシアどんどん追い込まれる状況になってきてるなと思っていて、このまま更に追い込まれると、冷静な判断出来ずに、なりふり構わず反撃に出てくるかもしれないので不気味ですね。」
有働アナ「しばらくロシアがヘルソンから撤退するのか?しないのか?その辺りを注意深く見ていく必要がありそうです。」
日本テレビ:Newszero

日韓関係 “戦後最悪”からの関係改善を模索

青井アナ「今後、日韓関係が改善に向けて進んでいくのか?注目が集まっていますが、日本と韓国、それにアメリカは今週から東南アジアで開かれる国際会議に合わせて3カ国による首脳会談を行う予定です。」
NHK:ニュースウオッチ9

その他

トヨタ自動車など日本の8社 先端半導体の新会社を共同で設立

長内厚氏(早稲田大学ビジネススクール教授)
・半導体産業巻き返しへ“ビヨンド2ナノ”
・地政学的リスク 中台の緊張関係も
・安全保障&産業再生の一石二鳥狙う戦略

内田アナ「日本が誇る大手企業が手を携えることで良い方向に進むことを期待したいです。ただ生産拠点の整備と共に、人材の確保や育成も合わせて整えていく必要があるように思います。」
フジテレビ:FNN Live News α

市川團十郎 父から受け継ぐもの

青井アナ「初代であるような感覚、ということです。どうでした、実際にインタビューして。」
山内アナ「やはり團十郎襲名というものへの強い覚悟、決意のようなものを端端から感じたんですけれども、一方で父である十二代目のお話をされる時に、とっても優しい眼差し、穏やかな眼差しだったのが深く印象に残りました。江戸時代から今まで、時代の風を取り入れながら代々受け継がれて来た歌舞伎。十三代目團十郎さんが私達に、これから何を見せてくれるのか?楽しみにしたいと思います。」
NHK:ニュースウオッチ9

トランスジェンダーの会社員 性別に関する発言繰り返され休職 労災認定

有働アナ「この問題はどう考えますか?」
廣瀬氏「僕も最近学んだんですけど、例えば自分はノーマルだからというような発言も気をつけなければならないと思っています。ノーマルの逆の意味はアブノーマルなんで、悪気はなかったにせよ傷つけてしまいますね。あとは間違えたなと思ったら、素直に謝ることも大事だなと思っています。」
有働アナ「大事ですよね。性的な言動ですとか、それから性自認に関わることで傷ついた、傷つけられたと感じた場合ですが、“よりそいホットライン”で24時間相談を受け付けています。一人で悩むのはつらいので、こうした窓口、ぜひ頼ってみてください。」
日本テレビ:Newszero

スカイマーク 12月に東京証券取引所に株式再上場へ 新型機12機導入も発表

馬渕磨理子氏(経済アナリスト)
・再上場で資金調達が可能 他社と差別化を
・新たな航空機の導入 満足度向上へ期待
・求められる財務の健全性 自己資本率アップ

内田アナ「コロナ禍で航空業界は大きな打撃を受け続けてきました。少しずつ取り戻した日常の中で空の便が果たす役割は今後ますます大きくなっていくはずです。」
フジテレビ:FNN Live News α

2023年3月期中間決算 好調も先行きに暗雲!?

佐々木アナ「アメリカが特に心配されている物価の上昇厳しいですから、利上げも相当強くやっています。」
市川氏「これよくわかりますね。」
佐々木アナ「だから景気に対して、ちょっと弱気になるのはわかりますけれども、どうご覧なってますか?」
市川氏「私は来年のアメリカの経済については比較的楽観的ですね。絶好調という風にはならないと思うんですけれども、堅実な成長をするんじゃないかなあ、という風に考えています。」
佐々木アナ「どうしてでしょう?」
市川氏「これはバイデン大統領にとって見ると、今ちょうど中間選挙行われていますけども、中間選挙の結果が大事なのではなくて、2024年11月の大統領選挙で再選されるためには2023と24の景気が非常に重要なんですね。だからこそ、今年中はFRBに対して利上げを容認することによって、何とかインフレを抑制してほしい、と。段々エネルギーの価格が落ち着いて来てますから、その意味では物価が徐々に安定を取り戻し、その中で来年アメリカは緩やかな成長をしていくというフェーズに入るのではないか?と考えています。」
佐々木アナ「ソフトランディング出来るという風に見てらっしゃるんですね。」
市川氏「その可能性が高いんじゃないでしょうか。」
佐々木アナ「そうですか。それはひいては日本企業にとってはプラスになる、ということで。」
市川氏「プラスに効いてくると思います。」
佐々木アナ「そうですか。先程紹介しました110社を超えるアンケートですけれども、他にも円安が本当に経営にプラスになるか?など質問しています。来週以降詳しくお伝えしていきます。」
テレビ東京:WBS

セブン&アイHD 「そごう・西武」を米国ファンドに売却へ

佐々木アナ「池袋の景色が変わりそうですけれども、コンビニと百貨店というのはシナジー効果というのはなかったんでしょうか?この売却劇どうでしょう?」
市川氏「結果から言えば、百貨店というのはサービスやブランドを売る商売だったんですよ。そこはやはりコンビニとのシナジーがなかったということで、セブン&アイHDとしても特に成熟化した産業ですから、売り上げではなくて、やはり利益を重視するという方向に転換せざるを得なかったんじゃないでしょうか。」
佐々木アナ「この形というのはどうでしょうか?ファンドと。」
市川氏「非常に注目をされるのは、東芝のケースなんかもそうなんですけども、従来ファンドというのは事業会社にとって見ると敵というイメージが非常に強かったんですが、例えばM&Aで両者が協調することによって企業買収を達成して、その中で事業会社は必要な部分を確保していく。ファンドはファンドの方で、また残りの部分を事業再生して売却していく。そういった形が、どうやら日本の企業再編の中で定着するような、そういう形になってきましたね。」
テレビ東京:WBS

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