2021/10/11 衆議院本会議 代表質問 岸田首相初の国会論戦
2021/10/11 夜のニュース比較、文字起こし
政治
テレビ朝日:報道ステーション
【衆議院本会議 代表質問 岸田首相初の国会論戦】
大越アナ「ちょっと聞きたいんですが、私の周りでは判断の良し悪しは別として、ちょっと旗下ろすの早過ぎるんじゃないの?という声が聞かれたんですが、実際取材していてどうですか?」
山本志門氏(政治部 記者)「政府与党内からは、そうあるべきだといった意見もある一方で、これで信用を失ったんじゃないか、という厳しい声も聞こえてきましたね。」
大越アナ「何故急に、この慎重姿勢示したんでしょうか?」
山本氏「株価の下落が続いて、早急に手を打たなければいけないというのが要因ですね。今説明ありましたように、岸田さんが“一つの選択肢ばかり注目されて、すぐやると誤解された“と言っていますが、金融所得課税に力を入れれば入れるほど、株価が反応するのは当たり前の話でして、この辺は見通しの甘さがあったんじゃないかと思います。今世界経済見てみますと、中国の恒大集団、これ破綻含みのリスクがありますよね。世界経済、リスク含みの中で進んでいる訳です。こうした中で自民党内からは、今これを打ち出すのはセンスがない、といった意見も出ています。そうした中で岸田さんが総理になってから、株価の下落が続いていった訳です。これを何とかしなきゃいけない、何とか火消しをしなきゃいけない、ということでメッセージを出すことを迫られたんじゃないかなとは思います。」
【岸田首相 金融所得課税「2022年度の税制改正で取り上げない」】
テレビ東京:WBS
大江アナ「色々なお話聞いた訳ですが、どういったところに注目しました?」
滝田洋一氏(解説キャスター)「今のニュースで出ている部分なんですけれども、日本のGDP、経済はコロナで落ち込んだんですけれども、その回復が遅い。何故遅いのかと言うと、特に遅いのは消費なんですよね。それを刺激するためには、やっぱり所得の拡大を図らなければいけないという意味で、非常に重要な戦略的意味あると思います。要は、その実効なんですよね。」
大江アナ「その好循環というのが、どれくらいの時間で現れてくるか、ここがまた気になりますけどね。」
滝田氏「やっぱり総理のリーダーシップと具体策ですね。で、マインドを変えていくこと、これが決定的に重要です。」
新型コロナ
【全国 新型コロナ新規感染者369人確認】
NHK:ニュースウォッチ9
和久田アナ「後遺症にも有効だというワクチン、最新の接種率を見ますと、全人口の64%あまりが2回の接種を終えていますが、若い世代では半数以下です。やはり感染対策は重要ということに変わりはないですね。」
田中アナ「はい。今回の調査で分かったことは、若い・女性・そしてやせ型といった、これまでは感染や重症化のリスクが比較的低いとみられてきた人達の間で、実は後遺症のリスクが高いということなんです。各地で人手が増え、マスクを付けない人も見かけるようになりました。基本的な感染対策の徹底を緩めないようにしなければなりません。」
国際
【北朝鮮 金正恩総書記 朝鮮労働党創立76年で演説】
フジテレビ:FNN Live News α
三田アナ「経済危機が伝えられる北朝鮮で衣食住の不足を解決する方策はあるのでしょうか?」
風間晋氏(解説委員)「韓国の中央銀行の推計によると、去年の北朝鮮経済の成長率は−4.5%で、過去20年あまりで最大のマイナス幅です。その回復の鍵は、やはり中国でしょう。新型コロナなどで極めて低レベルに落ち込んでいる中国との経済関係を再開し、支援も増える見通しなのではないでしょうか。中国への無煙炭や農水産物の輸出、消費財の輸入は北朝鮮経済を活性化させ、衣食住の問題解決にも繋がります。ただし、中国は無条件で金正恩体制を助ける訳ではありません。4ヶ月後には北京オリンピック、1年後には共産党大会があり、アメリカとの関係は拗れています。そこに北朝鮮がICBMや核実験をやってしまったら、もう台無しです。金総書記は当分の間経済回復に励みつつ、中国が許容する範囲でミサイルなどの開発実験などを進めることになりそうです。」
三田アナ「そうなんですね。今回の演説の中には、アメリカなどに向けられた対外的なメッセージはありませんでしたが、今後の動向も注視していく必要がありそうです。」
その他
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