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2021/11/23 米国 石油備蓄放出を発表 日中印韓英などと協調

2021/11/23 夜のニュース比較、文字起こし

新型コロナ

テレビ朝日:報道ステーション
【欧州 新型コロナ感染再拡大 規制強化で分断広がる】

大越アナ「しかしそれにしても、日本を翻って考えてみたいんですけど、日本は今皆さんの努力で感染は抑えられていますけれども、やっぱりワクチンだけに頼り切るということは非常に危ないと改めて思いますよね。やっぱり日頃のマスク、あるいは手洗い、出来るだけ密を避ける。その基本というものを守って、そして日本流、日本モデルというものを作るべきではないかという風に感じます。」

物価高騰

日本テレビ:Newszero
【日本でも?「物価上昇」影響いつまで】

有働アナ「この日本の消費、どうやったら増えていくか?」
落合陽一氏(筑波大学 准教授)「そうですね、消費が少ないのは、実はESG的には悪いことじゃないんじゃないかなとは思うんです。例えば、少ない物質的なモノを購入して、移動距離も少なくて、サプライチェーンを短くするというのは環境負荷的には悪くはない。とは言うものの、価値交換を行わない社会というのは硬直化してしまうので、消費するのではなくて貯金の代わりに資産として残るモノを買うという習慣がつくといいのかなと思います。」
有働アナ「例えば?」
落合氏「例えば、貴重なウイスキーとか、10万円くらいの物を買ってたら4000万円くらいになった話はよくありますからね。」
有働アナ「それを選ぶ時のポイントってありますか?今買っておいて、いずれそれが資産として価値をなす?」
落合氏「数が限定されていて、もしくは中古市場で価格が安定しているもの。」
有働アナ「なるほど。」

フジテレビ:FNN Live News α
【米国 バイデン大統領 FRBパウエル議長 再任を発表】

馬渕磨理子氏(経済アナリスト)
・当面「円安基調」か・・・さらに120円台も
・電力大手2社が赤字転落へ“暮らし直撃“か
・「継続性の確保」FRB議長再任で円安加速

三田アナ「日本とアメリカとの金融政策の方向性の違いから、このまま円安が続くとなると、コロナ禍からの経済回復が期待される中ではありますが、家計や企業の負担が増えることで日本経済の足を引っ張る懸念も強まりそうです。」

テレビ東京:WBS
【FRB人事で円安 一時115円台】

大江アナ「お伝えしましたように、バイデン大統領がFRB議長にパウエル氏の再指名を発表した訳なんですが、市場が注目していたのは、この議長にブレイナードさんがなるかどうかだったということですね。」
滝田洋一氏(解説キャスター)「はい、そうなんですよね。ブレイナードさんは筋金入りのハト派、つまり金融緩和派だった訳です。結局彼女はFRB議長にならなかった訳で、そうすることによって今後のFRBによる金融の引き締め、具体的には利上げの道筋が見えやすくなったということで、アメリカの金利は上昇するだろう、と。そうすると日米の金利差が開いて、円安ドル高になるだろう、と。もっとストレートに言えば、金利の高いドルでお金を運用した方が得だ、という風に判断して、円を売ってドルを買う動きというのが出やすくなる。こういう構図だと思います。」
大江アナ「大変わかりやすいですね。そして、バイデン大統領もそうなんですが、市場も一番注目してるのが、インフレが心配と書いてありますが、物価の上昇を抑制出来るかどうかなんですね。」
滝田氏「そうなんです。今、具体的にはバイデン大統領インフレの懸念・圧力が強まることによって、支持率が落っこてますから、どうやってインフレ抑えるか頭いっぱいなんですよね。そのためにはパウエル議長バランス重視ですから、彼にFRBの議長をやらせて、金利を引き上げやすくして、インフレを抑える。こういう読み筋になってくると思います。」
大江アナ「実際に利上げの時期、ズバリどうなりそうですか?」
滝田氏「はい。注目したいのは金融政策を決めるFOMCですね。連邦公開市場委員会と言いますけれども、そこの2022年のメンバーというのは、タカ派、インフレ警戒派の人が多い訳ですよね。そういうことで、現状から見ますと、2022年末と言われていた利上げの時期はちょっと前倒しになって、秋口に利上げという風になるかもしれません。」
大江アナ「ちょっと前倒しになるのではないか、と。」
滝田氏「はい、そういう思惑が出ると思います。」

NHK:ニュースウオッチ9
【円安 一時1ドル115円台に】

和久田アナ「円安によって輸出などの面でプラスの効果も期待出来る一方で、高止まりしている原油などの輸入価格を一層押し上げることにも繋がります。影響を慎重に見ていく必要がありそうです。」

フジテレビ:FNN Live News α
【米国 石油備蓄放出を発表 日中印韓英などと協調】

三田アナ「備蓄している石油の放出、どうご覧なりますか?」
風間晋氏(解説委員)「6カ国の協調放出で、どれだけ石油価格を下げられるのかは不透明ですけれども、6カ国が足並みを揃えたアナウンス効果、それは大きいと思います。バイデン大統領にとって、ガソリンの高騰が続くのは政治的マイナスが大き過ぎます。中間選挙まであと1年足らず。アメリカ国民の投票行動はガソリン価格にビビッドに反応することを考えたら、一刻も早くガソリンの高騰、そしてインフレを抑え込む必要があります。バイデン政権は本気で各国に同調を求めたと言えます。日本と韓国は同盟国アメリカが率先してエネルギー価格の安定に取り組むのであれば、敢えてそれを拒む理由はありません。気掛かりなのは中国です。昨今のギスギスした米中関係を考えると、ここでアメリカを助けてやった、あるいはアメリカは中国の協力なしではやっていけない、という意識に繋がりかねず、それが米中関係の先行きに影響してきそうな気もします。」
三田アナ「そうですか。各国の具体的対応が注目されます。」

テレビ東京:WBS
【原油備蓄放出でどうなる?】

大江アナ「このアメリカの呼びかけに応じまして、日本でも石油備蓄放出する方針だということですが、では日本一体どのくらい石油備蓄があるのかと言いますと、今年の9月末時点ですが、国と民間合わせておよそ242日分あると言うことなんですね。で、法律で定められているよりもかなり多く備蓄していますので、余剰分を出すことになるということですね。」
滝田氏「過去にも湾岸戦争の時とか備蓄を放出したことあるんですけれども、今回は戦争が起きている訳でも、ハリケーンが来ている訳でもない訳ですよね。」
大江アナ「有事ではない。」
滝田氏「要するに、値段が上がっていることに対して、水を掛けるということがポイントにある訳なんですよね。要は日本がアメリカと足並みを揃えるというのは、一種の協調介入みたいなことを狙ってる。要するに協調姿勢を示すところに狙いがある訳です。」
大江アナ「そういうことですね。ただ今回の石油備蓄って、物価高騰の原因になっている原油価格の高騰を抑えたい。その思惑なんですよね?」
滝田氏「全くその通りですね。ただ一番重要なのは、原油が何故上がっているかって何回も言っているように供給制約なんですよね。例えば、脱炭素ということを言ってるんで、アメリカのシェールガス、シェールオイルを掘っている業者が投資を抑制しているんです。その結果、何が起こってるかと言うと、アメリカが原油価格が1%上がると、従来0.3%増産してたんですけど、足元はわずか0.02%しか増産していない、というそういう試算もあります。」
大江アナ「さらに先進国が石油備蓄放出したとしても、産油国が生産抑制したら、全然意味ないですよね。」
滝田氏「脱炭素を片方で言ってて、片方で今増産しろと、ちょっと先進国虫がいいぞ、と産油国が思っても不思議じゃないですね。」
大江アナ「うまくいくんでしょうかね。」

国際

フジテレビ:FNN Live News α
【英国政府 EV充電器設備の設置義務化】

長内厚氏(早稲田大学ビジネススクール 教授)
・政府主導の“EV拡充“絵に描いた餅にも
・トータルデザインが重要・・・過去に失敗例
・日本には様々な選択肢・・・EVのほか水素も

三田アナ「世界の流れはEV一辺倒ですが、選択肢を増やすことが自動車の脱炭素に向けての近道となるのかもしれませんね。そのためにもインフラの整備など官民一体となって力を入れていく必要がありそうです。」

その他

日本テレビ:Newszero
【<#世界をアップデート>ナゼ無料?“お父さん“レンタル…子育てで】

佐藤アナ「このお父さんバンクはあくまでも信頼関係がベースなので、何かあった場合は当事者同士が話して解決するということなんですけれども、いかがですか?」
落合氏「僕の子供は今、自分の経営者仲間共同でベビーシッター頼んだりとか、習い事教えてもらったりしてるんですけど、それは物理的近所じゃないけど、同じ価値観に支えられてるというのはいいなと思っていて、お金を支払わないことにもし抵抗があるなら、当事者同士でお礼とか決めればいいし、こうした試みは僕はどんどんやればいいんじゃないかなと思います。」

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