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2021/12/21 新型コロナオミクロン株 各地で感染相次ぐ

2021/12/21 夜のニュース比較、文字起こし

新型コロナ

NHK:ニュースウオッチ9
【新型コロナ「オミクロン株」濃厚接触者4000人超】

和久田アナ「急増する濃厚接触者への対応について、厚生労働省の専門家会合のメンバーで国際医療福祉大学の和田教授はこう述べています。“水際での待機場所の確保は限界に近づきつつある。体制を強化するのか、濃厚接触者の範囲を見直すのか、何らかの対処が必要になってくると思う“。事態は次の段階に入っているのかもしれません。」
田中アナ「オミクロン株は海外の状況を見ますと、あっという間に広がっています。感染者が急増してもおかしくないと想定して、準備する必要があると感じます。」

TBS:News23
【沖縄県米軍新型コロナクラスター “マスクなし“外出の姿も】

小川アナ「水際対策を強化する、と言うことですけれども、米軍基地内に関してはクラスターの詳細も明らかにされず、ここに関してはこのままでいいのか?と、どうしても思ってしまいますよね。」
星浩氏(TBSスペシャルコメンテーター)「日米には地位協定というのがあって、米軍基地の中に対しては日本政府も自治体も手が出せない、という状況になってるんですよね。ただ、これはアメリカは軍事面で地位協定が必要だと言ってるんですけど、今回のケースは明らかに沖縄県民の健康と命に関わる話ですので、これは日米で話し合って、即刻基地の中の検査とか、米軍兵の外出禁止とか、そういう措置を取る必要があると思いますね。」

テレビ朝日:報道ステーション
【年末年始 帰省は】

大越アナ「帰省をしたい、と私も思ってはいるんですが、だんだんじりじり追い詰められているようなそんな印象もありますよね。コロナのアクセルとブレーキの使い方、これほど難しいのか、という風に思いますけれども、何とか賢く今回のリスクを乗り切りたいですよね。」

フジテレビ:FNN Live News α【】

山田悠史氏(マウントサイナイ大学 内科専門医)
・“プレスリリース“第三者の評価受けておらず
・ブースター接種、感染予防高める作用を期待
・柔軟な対応を・・・今後感染拡大の可能性も

三田アナ「3回目の接種の打つ打たないは個人の意志が尊重されるものです。様々な理由で打つことが出来ない方もいる中、治療薬、特に経口治療薬の認可も待たれます。」

政治

NHK:ニュースウオッチ9
【臨時国会閉会 岸田首相会見】

和久田アナ「今国会では補正予算をめぐる議論が中心になりましたが、中北さんが指摘していたように、いわゆる文書交通費の議論は見送りになったほか、国土交通省による統計のデータの二重計上の問題など消化不良の問題が出てきていますよね。」
田中アナ「はい。年が明けますと、通常国会は来月17日の召集を軸に調整が進められています。岸田総理は今夜の記者会見でも国民の思いをしっかりと受け止めることを大事にしたい、と話していました。国民が納得する深い議論を望みます。」

TBS:News23
【東京武蔵野市 外国籍の住民投票案否決 町がヘイトスピーチの標的に】

国山アナ「武蔵野市の条例は否決されました。星さんは“共生社会からの逆行“と指摘しています。具体的に見ていきましょう。まず全国の自治体のケースですが、1741ある自治体の内、外国人の住民投票参加を認めている自治体というのは、43に留まっているということです。その中で武蔵野市については、市内に3か月以上住む18歳以上という比較的緩やかな条件を設けていましたけども、これと同じなのは神奈川県逗子市と大阪府豊中市のみでした。その他の自治体見てみますと、ほとんどが武蔵野市より厳しい条件というのを設定していまして、永住権や3年以上の在住などを求めているということなんですね。この各自治体の対応はどう見ていますか?」
星氏「まだ全国的に見ると少ないんですけど、全体状況見ますと、やっぱり労働力も減って、人口も減って、高齢化社会進んでますよね。外国の人に来てもらって、働いてもらわなくちゃいけない。それから税金も彼らは消費税含めて払っている訳ですよね。ですから、意思決定、政策決定の中に参加してもらおうというのが“共生社会“国際化の流れなんですけれど、今回はそのような流れには残念ながら逆行してしまった、ということだと思いますね。」
国山アナ「また映像にもありましたけども、“武蔵野市の条例案に反対するということで、8万人の中国人を日本国内から転居させる事も可能。行政や議会も選挙で牛耳られる“といったような過激な主張が相次ぎました。では、こうしたことが実際にあるのか?武蔵野市が提出した条例案と同じルールで条例を定めている逗子市と豊中市に聞いてみました。“外国人が急増するといった変化はない“という回答です。施工から10年以上経つんですけども、変化はないということ。こういった主張が議論にどういった影響を与えると思いますか?」
星氏「この問題は地域社会をどういう風に作っていくか?ということを、みんなで地域の事情に合わせて議論していく話なので、あまりそんな極端な話、ヘイトも含めて、そういうことをすると、健全な議論が進まないということで、今回武蔵野市も条例を修正して出し直すという動きもあるようなので、改めて静かな議論をじっくりと進めてもらいたいと思いますね。」

国際

フジテレビ:FNN Live News α
【テスラ イーロンマスクCEO 2021年の納税額 1兆2500億円以上になると表明】

三田アナ「1兆2000億円を超える納税表明というのは驚きましたね。」
風間晋氏(解説委員)「笑うしかありませんけど、マスク氏は逃げようがないんですね。来年に行使期限が来るストックオプションを持っていて、その内容は公にされているために、得られる所得や源泉徴収額は隠しようがないんです。マスク氏も半ばやぶれかぶれで、納税のために個人の保有するテスラ株を売りに出していて、そこで得られるキャピタルゲインにも課税されます。大金持ちは大抵個人の保有株を担保にして、巨額を借り入れることで、課税を逃れたりしますが、今回は衆人環視の中でストックオプション行使に関わる納税と、それから金策をしなければならないので、下手なことは出来ない事情にあります。お金持ちや大企業が節税し課税を忌避するのは、何もアメリカに限った話ではありません。それは国の歳入減となり、財政赤字が拡大し、いずれ増税によって普通の人達が負担することになります。そういう正直者が馬鹿を見るような税制ではあってはならないですよね。」
三田アナ「そうですね。世界一の富豪とされるマスク氏ですが、実際に支払えばアメリカ史上最高額の納税となりそうです。」

テレビ東京:WBS
【「利下げ」で通貨安も…トルコ通貨リラ 一転急騰】

大江アナ「トルコの経済はまさにエルドアン大統領に大きく振り回されているような状況がずっと続いている訳ですが、“トルコリラ建ての資産が目減りした場合、政府が差額を穴埋めする“ということなんですが、これどういう仕組みなんですか?」
滝田洋一氏(解説キャスター)「1年後にドルでお金を払わなきゃいけないトルコの輸入業者を考えてみたいと思うんですけど、1年間お金を遊ばせてもしょうがないので、銀行に預金したとしますよね。トルコの金利、今高いですから、100リラ預けると満期の1年後に120リラで返ってくる訳です。」
大江アナ「金利20%くらいということですね。」
滝田氏「そこまではいいんですよね。それで次に問題になるのがドル建てでどういうことになるのか?」
大江アナ「ドル建てだとどうなるんでしょうか?」
滝田氏「為替相場を考えてみたいんですけれども、今ドル高リラ安が進んでますから、現時点で例えば10リラだった相場が1年後に20リラになっても不思議じゃないんですよね。そうすると、預金をドルに換算した場合に預けた時には10ドルだったものが、1年後には6ドルの価値まで目減りしてしまう訳ですよね。その4ドル分が為替の差損ということになる訳です。そこをトルコ政府としては補償してあげましょう、というのが今回の策であります。」
大江アナ「この策だと輸入業者は損をせずに済む訳ですが、トルコ政府はその損失を肩代わりする訳ですからね。どうしてこういうことをしようということになってるんですか?」
滝田氏「リラ安が進む中で放っておくと、現時点でリラを売ってドルなどの通貨に換えちゃおう、という動きが殺到してリラが暴落してるからなんですね。それを止めるためにこの策を取るのはいいんですけど、そんなことをやると差額補填で外貨準備が底をついちゃう訳です。いつまでも続けられる策ではありません。」
大江アナ「外貨準備が底をついたら、どうなります?」
滝田氏「やっぱりトルコの経済がひっくり返っちゃうのは言わずもがななんですけれども、同じような外貨が乏しい国に危機連鎖が波及するおそれがある、と。まさにトルコ発の危機行進曲になりかねないというのは注意を要するところですね。」
大江アナ「そうすると、ちょっと困ったことになりますよね。」
滝田氏「はい、国際金融危機の一つの火種だと思います。」

その他

NHK:ニュースウオッチ9
【「千島海溝」&「日本海溝」で巨大地震&津波 国が新想定】

田中アナ「低体温症に備えを進めている自治体もあるようですが、全ての自治体がすぐには対応出来ないというのが現状だと思います。」
和久田アナ「そうですよね。専門家は一人一人が出来る備えをすることが大切だと話しています。例えば、万が一津波にあっても着替えられるように、あらかじめ密閉出来る袋に衣類を入れて非常用の持ち出し袋の中に入れておく。こうした工夫が命を守ることに繋がります。」

日本テレビ:Newszero
【巨大地震“冬の深夜“で最大被害…対策は】

有働アナ「冬の深夜の避難について、何かやってることはありますか?」
落合陽一氏(筑波大学 准教授)「必要なのは冬だけじゃないけど、僕は携帯電話のバッテリーは常に15日分くらい持っているようにしてますし、最低でも4日分くらいは持っていると、震源地だと電気が復旧する方が携帯電話より先になっちゃうと思うんですが、例えば都内の人とかだったら意味あるかなあと思ったりもするんですけど。」
有働アナ「それぞれ皆さん必要なもの、お薬がきちんと何日か分用意した方がいい方いらっしゃると思いますし。これもぜひ皆さんにお願いしたいのが、もし今夜この後起こったら、その時自分は何を着て、何を履いて、そしてどこにどういう風に逃げるのか?10秒考えるだけで、いざという時の行動は変わります。どうぞ面倒くさがらずに自分のために考えてみてください。」

NHK:ニュースウオッチ9
“東京新宿区 “卜ー横”に集う子どもたち】

和久田アナ「身近な大人を頼れず、支援団体の差し伸べる手が届かずに、ここしか生きていく場所がないと子供たちに思わせてしまっている。こんなに深刻な事態が人知れず今起きているということに本当に愕然としました。取材したディレクターや記者が感じたのは、子どもたちが大人に強い不信感を持っているということ。また、明日どこでどのように暮らしているかさえわからずに今日を生きているという現実だと言います。」
田中アナ「今“トー横“の子どもたちが横浜や大阪など他の地域に移る動きも出ていて、より事態が把握しにくくなっているという事なんです。今回の取材で見えて来たのは、まだ一端に過ぎません。子どもたちの心に何が起きているのか?私達は取材を続けていきます。」


フジテレビ:FNN Live News α
【<αism~働き方新時代~>仮想空間でランチ会 VR活用の社内コミニュケーション】

石倉秀明氏(キャスター取締役CRO)
・企業が悩む“交流機会どう作るか“に一手
・課題はデバイス・・・ゴーグル支給でコストも
・“オフだからこそ遊びながら“楽しさ重視も

三田アナ「テレワークでは孤独を感じやすい一面もあると思いますから、コミニュケーションの機会を意識して増やすことで、相談しやすくなったり、生産性の向上にも繋がったりと可能性が広がっていくのかもしれません。」

テレビ東京:WBS
【プラスチックの代替品にも 「竹」から作る新素材】

田中アナ「こちらが台湾のコンビニで実際に採用されているという竹を原料にした弁当容器なんですね。」
大江アナ「持ってみてどうです?」
田中アナ「プラスチックよりも少し重みがあるかなあ、という感じなんですけれど、これ食べた後にこの容器、店に返しますと、容器代がキャッシュバックされる仕組みで、綺麗に洗って再利用しているということです。」
大江アナ「そうですか。先程は住宅の話もありましたし、また竹の素材ということで、今日環境対応のニュースが多いですね。」
田中アナ「そうですね。」

【2022年の課題は“TIGER“】

大江アナ「12月の月例経済報告で全体の景気判断を1年5か月ぶり、久しぶりに引き上げた、というニュースがありました。では、その次、来年はどうなるのか?ということなんですが、そのかなり目立っているフリップで教えて頂けますか?」
滝田氏「来年は干支寅ですから、英語でTIGERで5つのキーワードで課題を整理してみました。」
大江アナ「まず“T“はTapering、アメリカの量的緩和の縮小、どれくらいの規模になるかですね。そして“I“はInflation、インフレ。これも世界的に来年の課題となりそうですね。」
滝田氏「そうです。“G“はGeopolitical risks、地政学リスクですよね。台湾、ウクライナ、イランと目白押し。そして、それに絡むのは“E“nergy、石油、天然ガスの価格上昇、ということになりますよね。」
大江アナ「そして、最後“R”がRevenge shopping、リベンジ消費ということですが、オミクロン株の感染拡大で、この盛り上がってきた消費、水を差されることになりますかね?」
滝田氏「そこはリスクなんですけど、そこは寅年ですから果敢にトライといきたいところですね。」
大江アナ「取らぬ狸の皮算用にはなりたくないですね。」


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