2021/11/8 新型コロナ対策分科会 緊急事態宣言判断新指標 医療ひっ迫重視で合意
2021/11/8 夜のニュース比較、文字起こし
新型コロナ
【新型コロナ対策分科会 緊急事態宣言判断新指標 医療ひっ迫重視で合意】NHK:ニュースウオッチ9
田中アナ「尾身会長は今日の会見で、日常生活・社会生活を徐々に回復したい。これが今回の提案の主たる目的・目標です、と述べていたということなんです。感染者が減る中で新たな局面に進もうとしていることが感じられました。」
和久田アナ「そうですね。そして、言うまでもなくその前提となるのは、感染状況が抑えられているということです。マスクに、消毒、そうした基本的な感染対策を疎かにしないという一人一人の意識も改めて重要になりますね。」
テレビ朝日:報道ステーション
大越アナ「尾身会長は今日の記者会見で今日の東京は新しいレベル・分類だとどうなるんですか?という風に聞かれて、イメージとしてレベル1です、と答えていました。つまり感染者は出ているものの、医療は安定的に確保されているレベルだということですね。新規感染者数、我々これまでもう見慣れてきたグラフ。」
小木アナ「ずっと毎日お伝えしてきましたけども、はい。」
大越アナ「相変わらず大事な指標であることに変わりはないんですけれども、これからはより複眼的にその状況を把握していく必要があるということなんだろうと思います。」
テレビ東京:WBS
大江アナ「このドイツの例、非常に印象的なんですけど、ウィズコロナ、コロナと共に共存するとは言えですね、新規感染者数が過去最多を記録する。これでも死者さえ増えなければ良いということなんでしょうか?」
滝田洋一氏(解説キャスター)「ところがWHOが先週警告を発してるんですよね。コロナの次の震源地がヨーロッパである可能性があるという警告なんです。特にショッキングだったのは、来年の2月までに50万人の方がヨーロッパ中心に亡くなる、感染者じゃないですよ。死亡者が50万人に達する可能性があると発してるんですね。」
大江アナ「来年の2月というのは、そんなにもう時間ないですよね。」
滝田氏「そうなんです。それで背景にあるのは何なのかと言うと、ワクチン接種のばらつきなんです。」
大江アナ「これ見てみますと、ドイツが66%なんですね。それよりも接種率の高いところと言いますと、スペインが80%、フランス68%、イギリス67%とあるんですが、ドイツより東側で見てみますと、チェコ、スロバキア、ポーランド。ベラルーシ21%、ウクライナ18%ということで、かなり低い地域があるんですね。」
滝田氏「はい。問題は何なのかと言うと、やっぱりヨーロッパは基本的に国境を自由に跨げるということがある訳です。その一方で悩ましいのは、今のニュースには出てこなかったですが、外国人労働者の問題なんですよね。ワクチンの接種率で本来の国民と外国人労働者の方の接種率のギャップがあるという指摘もある訳です。その辺のところがヨーロッパの抱えている矛盾というか問題点だと思うんですね。」
大江アナ「健康格差みたいなものもあるということですか?」
滝田氏「全くその通りです。日本はどうなのかと言うと、今日から入国する際の規制を緩和する方向になりましたよね。その結果として何が起こるかと言うと、ビジネス目的で入ってくる方、留学生の方、そして技能実習者の方が入ってくる訳ですけれども、そういった方に対してはワクチンの接種状況というのをきちっと確認した上で、入国する仕組みを維持してもらいたいですね。第6波の爆発というのは、やっぱりそういう点では防がなければいけないとやはり思います。」
大江アナ「あと基本的なところですけれども、手洗い、うがい、マスク。こういったところも欠かせないですよね。」
【政府 新型コロナ無症状者へのPCR検査&抗原検査 無料にする方針】
日本テレビ:Newszero
有働アナ「何のために無料で、何のために検査をするのか、という今日お伝えしたことを、しっかりと理解を広げるということが一番の対策になると思います。」
フジテレビ:FNN Live News α
山田悠史氏(米国内科専門医)
・“検査へのリテラシー“より重要に
・偽陰性も・・・検査は「診断プロセスの一部」
・治療薬の多様化×早期発見 重症化予防に
三田アナ「こうした無料化の動きというのも第6波に備えてのものです。波が来ないために、一人一人が出来ることを徹底していきたいですが、他にも医療体制を整えるなど、落ち着いている今だからこそ、先を見据えた対策が待たれます。」
NHK:ニュースウオッチ9
【知られざる感染症との戦い "隔離"問いかけるものとは】
和久田アナ「隔離された人達の側に立つという視点を忘れてはいけない。この歴史を踏まえると重い指摘ですし、今まさに大切にしなければいけない視点ですよね。」
田中アナ「そうですよね。私達がコロナ禍で学んできたことは、ワクチンや治療薬がない初期には隔離が対策として取られるということです。今後コロナの感染がどうなるかまだ未知数ですし、いつ新たな感染症が起きるかわかりません。その時に教訓をどう生かすのか?考える必要があると感じました。」
政治
【自民党&公明党 新型コロナ対策"10万円給付"めぐり協議開始】
日本テレビ:Newszero
櫻井翔氏「スピード感を持った支援ももちろん大事ですが、先を見据えた支援についても、これを機に議論が進めばと思います。」
テレビ朝日:報道ステーション
大越アナ「岸田政権になって今回初めてそれぞれ意見が違う中での共同作業ということになっていくと思うのですが、これまで自公両党というのは阿吽の呼吸で政権を維持してきた訳ですけれども、日本維新の会が躍進をして、政治の景色が少し変わっていく中で、この連立というのはきちんと維持出来るのかどうか。この問題というのは、実は大きな試金石だと言っていいと思います。」
テレビ東京:WBS
【「10万円給付」で露呈 進まぬ日本のデジタル化】
大江アナ「公明党が18歳以下に一律で10万円を給付するという案を総選挙の公約で掲げていました。これをどう経済対策に盛り込むか?与党内でも温度差があるようですね。」
滝田氏「はい。それに対して早速野党の国民民主党の玉木代表が批判している訳ですよね。批判の内容、要するに子どものいない困窮家庭はどうするんだ?と。これはストライクゾーンな批判だと思います。」
大江アナ「あとはちゃんと配れるのかどうかですよね。」
滝田氏「はい。玉木さんの主張は要するに1回配って高い所得の人から戻してもらう。これ去年もこの番組で散々言ってきた案で、1年間何をやってたのかという思いが非常に強いですね。」
国際
フジテレビ:FNN Live News α
【中国共産党「6中全会」開幕 「歴史決議」を採択へ】
三田アナ「40年ぶりとなる歴史決議、どんな狙いがあるんでしょうか?」
風間晋氏(解説委員)「歴史決議を実現出来る習近平総書記は既に強大な政治力を持っていますけれども、40年ぶりの決議によって一層高く大きく輝く存在となって、この中国共産党の68歳定年制といった小さな決まり事など超越してしまう、それが決議の狙いでしょう。呼び方は歴史決議ですが、この40年間の例えば天安門事件や反故にされた50年間不変の香港の約束などについての記述はまずないでしょう。習総書記の中国共産党にとって歴史とは、党の党による党のための歴史だからです。でも、内外の歴史を見れば、独裁的権力者はいずれ間違いを犯し、権力は腐敗することは明らかですよね。毛沢東も誤りましたし、腐敗は党に根深く広がっています。今回歴史決議を行うことによって、習総書記自身もいずれ厳しい歴史の審判を受けることは避けられなくなると思います。」
三田アナ「そうなんですね。その決議案は3日後の最終日11日に採択される見通しです。」
その他
フジテレビ:FNN Live News α
【スターバックスコーヒー×バルミューダ 本格コーヒーメーカー登場】
長内厚氏(早稲田大学ビジネススクール教授)
・専業メーカーの強み「意味的価値
・作り手の思い・世界観の伝え方を重視
・ネット通販が浸透・・・「丁寧に売る」が大切
三田アナ「今は日常的にたくさんの情報に触れたり、SNSで情報を共有したりと、ライフスタイルが変化していますが、そうした変化と共に物として役に立つ機能的な価値だけではない、生活をより豊かにする体験が更に大きな価値となるようです。」