2021/8/23 神奈川県横浜市長選挙 菅首相支援の小此木氏敗北"謙虚に受け止めたい"
2021/8/23 夜のニュース比較、文字起こし
【新型コロナ 自宅療養急増 各地で続く懸命の取り組み】
NHK:ニュースウォッチ9 6’45
星アナ「自宅療養中に亡くなる人も増えています。一方で、夏休み明けの子供達の学校生活も心配ですよね。」
田中アナ「はい。デルタ株で子どもの感染が拡がる中、既に夏休みの延長を決めた学校も増えています。厳しい環境の中で学習機会、人間性を育む機会の双方をどう守っていくのか、どちらも待ったなしです。」
【東京パラリンピック 東京の17区「学校観戦しない」】
TBS:News23 10’30
小川アナ「国や都はパラリンピック観戦というところを推し進めていますが、教育現場ではNoという声が多いようですね。」
星浩氏(TBSスペシャルコメンテーター)「教育の問題は、本来教育委員会が地域の実情に合わせて決めるというのが原則ですよね。国が押しつけるんじゃなくて、教育委員会が現場の声を聞いて、決めていくべきなんですけど、本当はもっと早い段階で教育委員会が議論をして、先生の声を吸い上げて決めるべきだと思うんですけど、ドタバタして決めるということになりますよね。やはり現場の先生は慎重論が多いので、当然参加については慎重ということになってくると思いますよね。」
小川アナ「運動会に関しては、応援を控えるようにこうした通知を出している一方で、国や都はパラリンピックに関しては、これだけ推し進めようとしているんでしょうか?」
星氏「そうですよね。元々はパラリンピックの観戦が子供の教育的効果があるということなんで、それはおそらく平時の時は十分言える話なんですけど、感染が爆発的に拡大して、緊急事態になっている訳ですから、当然競技の観戦についても見直しがあって然るべきだと思いますね。」
【神奈川県横浜市長選挙 菅首相支援の小此木氏敗北"謙虚に受け止めたい"】
NHK:ニュースウォッチ9 7’17
中田晋也氏(政治部デスク)「菅総理のお膝元でもある横浜市の市長選挙でですね、18万票という大差での敗北ですから、予想以上に衝撃が広がっているんですね。衆議院選挙を間近に控える中、総裁の人気・発信力、これ重要ですから、特に若手議員などから、総理で選挙本当に大丈夫なのか?と声が出ています。そもそも内閣支持率が新型コロナの感染状況とほぼ連動していると言われていますけど、感染収束の見通しが立っていない訳ですから、自民党関係者もそういう声が出るのもやむを得ないと話していました。かと言って、この状況じゃすぐに変えることも出来ませんので、政府、自民党としては、やはり医療提供体制の構築、感染の防止、ワクチンの接種、これを前に進めていく、ということだと思いますね。」
日本テレビ:Newszero 2’56
有働アナ「いずれにしても、この立候補する人はコロナ対策、今の菅政権が出来てない部分、ここは自分なら変えられる、というのを明確に掲げて頂きたいです。総裁選はやったけど、何も変わらなかった、では更に失望が広がるだけですので。」
TBS:News23 6’52
小川アナ「野党候補の圧勝で終わった横浜市長選挙ですけれども、星さんが注目したのが“逃げた「2割」“、これはどういうことですか?」
星氏「今回の選挙で特徴的だったのは、自民党支持者の2割が立憲推薦の山中さんに投票したという出口調査の結果なんですね。自分の2割が相手にいきますから、行ってこいの効果がありますので、相当大きいですね。実はこの2割というのは、2009年の選挙で自民党支持の2割〜3割が民主党に投票したということで、政権交代が起きた、と。これは衝撃的な出来事で、それに通じるものがあるんですね。今回のカジノ問題で小此木さんは表向きは反対してるんですけれども、裏にいる菅さんは推進してるんじゃないかという、そういう強引な姿勢も有権者の反発を招いたと思いますね。」
小川アナ「そしてやはりこの結果を受けて与党内で高まっているのが衆議院選での影響なんですけども、その時期がいつになるのか?星さんの3つのシナリオがあるということで、「10月中旬」「10月下旬」「11月中旬」と、これ来月行われる自民党総裁選が連動してくるんですか?」
星氏「そうですね。総裁選挙は9月17日告示、29日投票というスケジュールでいくと見られているんですけれども、下村政調会長、高市前総務大臣も準備をしてますけれども、20人の推薦が集まるかどうか微妙な段階で、このまま行きますと岸田さんと菅さんとの一騎打ちになる可能性が出てきてまして、仮に総裁選挙で菅さんが勝った場合は、すぐ解散をして10月中旬に総選挙、と。岸田さんが勝った場合は、組閣などがありますので、解散が遅れまして11月中旬にずれ込むというスケジュールですね。」
小川アナ「菅さんが勝てば、1つ目のシナリオ。岸田さんが勝てば、2つ目のシナリオとなる訳です。3つ目というのは?」
星氏「そこでですね、前回の総裁選で菅さんを支持した安倍さんと麻生さん、今回どうするかですね。仮に岸田さんを支持する、安倍さんは全面支援というのはなかなか難しい、中立という可能性もあるでしょうけれども、そうなって岸田さんが優勢になってきた場合、菅さんは機先を制して解散に打って出る、と。9月の中旬、総裁選挙の告示前に解散をしてしまって、10月中旬に総選挙という強硬手段に出る可能性もまだ残っているということで、3つのシナリオを中心に進んでいくと思いますね。」
小川アナ「この総選挙に向けて、私達はどこに注目していったらいいんでしょうか?」
星氏「何と言っても、今度の総選挙の最大の争点はコロナ対策ですよね。与野党共どういったコロナ対策を打ち出すか?それから、この安倍政権、菅政権でのコロナ対策を検証して、次の政策に活かすかどうか?これは有権者たる我々がしっかり見定めていく必要があると思いますね。」
テレビ朝日:報道ステーション 4’10
テレビ東京:WBS 3’49
篠原裕明氏(官邸キャップ)「政権内には選挙を先延ばしすれば、ワクチン接種が進み、感染状況も落ち着くとい期待する声もありますが、現時点では見通せないのが実情で、菅総理の政権運営は厳しさを増しています。」
【世論調査 内閣支持率25.8% 菅内閣発足後最低】
テレビ朝日:報道ステーション 4’42
森川アナ「世論調査の結果、どのようにご覧なりますか?」
太田昌克氏(共同通信社 編集委員)「そうですね、やはり自分や家族の命、これを守れるのかという底知れぬ不安みたいなものを皆さん覚えてらっしゃる。ロックダウンが必要だ、というこれ67%も私驚いたんですが、これも医療崩壊に対する懸念の裏返しだと思うんですね。昨日横浜市長選、有権者の方からこういう声聞いてます。自宅療養と言われても、トイレや風呂は1つしかないんだ、と。そうなりますと、家庭内感染は時間の問題だ、と懸念を強めておられるんですね。」
森川アナ「家庭で防ぐの本当に大変でしょうし、先程VTRの冒頭にもありましたけれども、自宅での療養、本当に厳しい現状となっていますね。」
太田氏「先程のVTRね、私全ての政治家が見るべきだと思うし、関係者がやっぱり亡くなった遺族の思い、これ思いを馳せるべきだと思うんですね。トップの顔を変えないと選挙に勝てない?そんな党利党略を論じてる、今そういう時じゃないんです。現実をやっぱり直視して、政治家にはやるべきことがあると思うんですね。それは何をおいても、国民の命を守るという、この政治の根本に立ち返ることだと思うんです。生命の尊厳をどう守るか、国会開いて、まだまだ私やれることあると思うんですね。ぜひ政治家の皆さんには、まずやるべきことをやって頂きたい。私はその上で、総裁選であるとか、解散云々の話というのは、やることをやった後での話じゃないかと思います。」
小木アナ「例えばロックダウンの話でも、丁寧な議論が求められるので、議論を始めるべきだったら、始めた方がいいと思うんですけど、国会を開くという雰囲気がないですよね。」
太田氏「感じないです。やるべきことまだあるし、やはりロックダウンがいきなり難しくても、例えば大都市間の移動をどう制限すればいいのかとか、色んな法的な手段作っていくという、そういう選択肢をやはり今作っておかないと、大変なことになると思いますね。」
⚫︎東京パラリンピック関連
【東京パラリンピック IPC パーソンズ会長が会見】
NHK:ニュースウオッチ9 1’32
【#どこでもパラ「パラスポーツ」疑似体験】
日本テレビ:Newszero 1’22
【パラリンピック 世界の超人たち 人間の可能性は無限大】
TBS:News23 2’06
【東京パラリンピック 24日開幕】
フジテレビ:FNN News Live α 1’52
【スポーツ 東京パラ関連】
NHK:ニュースウォッチ9 3’28
日本テレビ:Newszero 8’59
TBS:News23 4’34
フジテレビ:FNN Live News α 10’26
テレビ朝日:報道ステーション 8’35