2024/2/28 自民党派閥政治資金問題衆議院政倫審岸田首相が出席の意向

やんまあ：タイムシフトマシンによるTV報道比較

2024年2月29日 16:02

2024/2/28 夜のニュース比較
番組開始冒頭から約23分間、報道番組でスポーツを見せつけられる、報道ステーション。

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政治

自民党派閥政治資金問題衆議院政倫審岸田首相が出席の意向

大越アナ「今日については岸田総理が自ら乗り出す形で5人を公開の政治倫理審査会に引っ張ってくということになりました。で、これによって新年度予算案も年度内に成立するという事に一歩近づいたということは言えると思うんですが、一方の、いわゆる説明責任を果たせるかどうか？という事については、今千々岩キャップの話にもありましたけど、期待薄ということでしたよね。しかし、とりあえずは、明日明後日、出席した議員が、どのように説明をするのか？しっかりと耳を傾けたいという風に思います。」

テレビ朝日：報道ステーション

辻愛沙子氏「フルオープンになった。良し、一歩前進だとか、あるいは、誰が出席する？みたいな議論に、ついなりがちですけれども、そもそもいわゆる裏金を受け取っていた議員86人もいるんですよね。それがまあ、この後に及んで出てこない議員の方が圧倒的に多いという今の現状って本当に異常だと思います。野田さんも国会で言っていたように国会議員である以上、説明責任って国民に対して果たすべきものですよね。もし自分の意思で出ないと決めた議員がいるのであれば、それはもう国民には説明しませんと宣言したことと同じことなんじゃないかなあと思いました。」
有働アナ「まずは明日からの政倫審、岸田総理の決断で事態が動いて、フルオープンになりました。本当に大事なことは政倫審で何が語られるか？です。裏金はなぜ必要で、何に使ったのか？きっちり明らかにしてほしいです。」

日本テレビ：NewsZERO

藤森アナ「政倫審、結局明日と明後日で岸田総理と5人が出席する事になりました。映像でもご覧頂きましたが、とにかくですね先週ですか、当初は何人出席するのか？それから、公開するのか？非公開で行うのか？でガタガタしました。5人出席のはずが本人達が嫌だと言い始めた。特に昨日は2人は出ますと言っておいて、2人はやっぱ出ませんと1日で変わったりして、今日です。岸田総理が突如私が出席します、しかも公開でやります。これで当事者5人もやっぱり出ます。モヤモヤしますね。」
宮本晴代氏(23ジャーナリスト)「モヤモヤしますよね。一体この5人何考えてたのか？ちょっと自民党幹部に聞いたところ、こう言ってました。呆れてるんですけれども、出席する5人はそもそも悪いことしたという自覚がないんだ、と。そう思ってない、と。だから、反省がないから、公開では出たくないという風に言ったんだと呆れています。」
藤森アナ「そもそも、この一連の動き、最初から岸田総理がリーダーシップで自分が出ろって指示をすれば、出るものなんじゃないか？と私たち感覚で思うと思うんですけれども、星さんに聞きました。岸田総理の言うことを聞かない自民党議員がいるんだという。これは、岸田総理の場合、本来ですと、そういう指示が通るはずなんですが、次の選挙を岸田総理で戦うと思っていない議員も党内にいる、と。そうなりますと、次の選挙で公認しないぞと脅しをかけても効果がないということですから、党内で岸田総理が軽く見られているところもあるんですね。」
宮本氏「そうですね。もし、これが非常に支持率の高い強い総理だった場合、こうしなさい、公開の場に出なさいと総理から指示したら、それを聞いたというのは非常にあると思います。今回、岸田総理は5人に指示をした形跡がないんです。言わば、一か八かの勝負に出て、結果的にそれでこの5人が着いてくるということに、やらざるを得なくなった。岸田さんがある種、勝負に勝ったと、そういう形ですね。」
小川アナ「リーダーシップを発揮出来なかった、その末に出た勝負だったという訳ですね、岸田総理の。ゴタゴタしました、この政倫審を巡って、いかがですか？」
トラウデン直美氏「どうしても内向きに見えてしまって、本来だったら最初から、この5人の方々には国民に対して説明するっていう意図で、嫌だとか、ちょっとよくわからないですし、最初から正面から間違ってると思ってなかったんですって、そう思ってるんだったら、そう言えばいい訳ですし。」
小川アナ「そうですね、それを堂々と政倫審に出て、言えばいい訳ですし。」
トラウデン氏「それを嫌だというのが、よくわからないですし、とにかくやっぱり内部の方しか見てないなあということを改めて感じてしまいましたね。」
真山仁氏(小説家)「どうせ最後は絶対引っ張り出されることがわかってるはずなんですよね。なのに、なぜこういう風にゴネるのか？で、最初は私が出ますと言ったら、少しでも株が上がる訳ですよ。総理は勝負に出たと言ってますけど、勝負に負けてますよね、そもそもがね。それで何か彼らは国民に対して何も感じないのか？誰が選んだ政治家なのか？って考えると、何かもう勝手にやってくれっていう風に、どんどん国民がなっていくことを感じない鈍さと、こういうことをすると何が起きるか？子どもでもわかる想像力がないというのが、一刻も早く辞めてくださいって、なぜ総理が言わないんだというのはすごく思いましたけどね。」
藤森アナ「ともすると、出席すればいいんでしょぐらいのことなのかもしれないと思ってる気もするんですが、要は一体何を話すのか？明らかにするのか？が大事だと思います。星さんによれば、この疑惑について岸田総理は、政倫審の場では、これまでの予算委員会で聞かれたことを答えるだけじゃないか、と。こうなると、型通りの答えをすればいいんだと、残りの5人に対しても影響を与えてしまうだろうと、このように見ている。つまり、新しい事実は出て来ないんじゃないか？という見方ですね。明後日出席予定の高木氏はこう言っています、今日。これまでのインタビューや、ぶら下がりと同じような話になるだろうと言いますから、これは高木さんもキックバックで集めたお金をどう使ったのか？具体的に、ろくな説明していませんから、もう新しいこと言うつもりないんじゃないかと聞き取れますよね。」
宮本氏「そうですね。明日の政倫審どうなるか？明日は岸田さんが出てきて、その後、他の議員が続く、と。明後日にかけてやるんですけれども、そもそもこれは証人喚問などとは違うので、たとえ仮に嘘を言ったとしても、偽証罪に問われるということもないと。で、そもそも国民感情として、既にマイナスから始まっている訳ですよね。公開を拒んで、なんなんだという気持ちで見る訳です。ですので、ここできちんとお金を何に使ったのか？あるいは、どうやってこの仕組みが出来たのか？きちんと説明されないと、批判が更に高まると思います。先ほど真山さんがおっしゃった通りで、うんざりする気持ちが生まれてしまいますよね。もう嫌だなというか。愛情の反対は無関心というと思うんですけれども、一番いけないのは無関心だと思うんです。政治を好きになってくださいという気持ちは私もないんですけども、やっぱり関心をなくしてしまうと、もう誰が議員になっても関係ない、それは実は怖い世界ですよね。だから、私たち含めて、ちゃんと見ないといけないと思うんですよね。」
真山氏「国民の代表のはずなんですけど、多くの国民は私の代表じゃないと言うと思うんですよ。じゃあ、私の代表を選んだらどうか？って、そこからやらないと。だから、選挙の速報だけ喜んで見てますけど、私の代表じゃない人が勝手にやっても知らないと言うのは、本当は民主主義じゃないんですよね。だから、そこはやっぱりもう少し、これを機にやって欲しいんですけどね。多分あんまり変わらないんだろうなっていうのが、残念ですね。」
トラウデン氏「本当は選挙で、もう選べませんっていう人が、たくさん出てくるくらいの動きがあってもいいかなと思って。私も選挙、もうちょっと真剣に考えたいなと思いました。」