2022/1/31 東京 新型コロナワクチン大規模接種スタート 3回目接種加速するか…壁も

2022/1/31 夜のニュース比較、文字起こし

新型コロナ

テレビ東京:WBS
【東京 新型コロナワクチン大規模接種スタート 3回目接種加速するか…壁も】

大江アナ「東京では大手町に自衛隊が運営する大規模接種会場がまた出来まして、接種スタートしましたね。」
滝田洋一氏(解説キャスター)「実は政府は一旦接種会場を取り壊してるんですよね。これ10日前の写真なんですよね。今回慌てて作り直した訳で、これぞまさにスクラップ&ビルドとさえ言えますね。」
大江アナ「本当に急ごしらえだった訳なんですが、追加接種の加速、課題になっていますよね。3回目接種した方の割合というのは、30日時点で3.2%ということですよね。」
滝田氏「よほど急がないと、2月末までに目標達成出来ないと思うんです。具体的に数字で見てみたいんですけれども、医療従事者と2月末までの接種が必要な高齢者の数、3453万人です。これ合計の数字。1月30日までに接種完了してる人、これは一般も含めて全国民408万人なんですよね。ということは、2月の末までに今日も含めて残り29日ですから、3045万人に接種しなきゃいけない訳です。ということは、割り算すれば1日あたり100万回の接種が必要になる訳です。」
大江アナ「これ管総理の時代も1日100万回必要だ、ということありましたけど、まさに今回も100万人が必要になってくるということですね。その接種のスピードアップさせるためには、ではどういうことが必要なんでしょう?」
滝田氏「菅総理がそうしたように、まさに1日100万回必要だと目標をはっきり掲げて実行していくしかないと思うんですね。それを自治体や医療従事者に積極的に訴える、アピールすることが必要ですよね。いずれにしても接種が必要な人達に接種が届くようにすることが絶対条件と言っていいと思います。」

 TBS:News23
【東京 新型コロナ新規感染者1万1751人確認「緊急事態宣言」の病床基準に迫る】

国山アナ「この3回目接種について政府は今日までに1470万人への接種を目標に掲げていました。ただ実際には408万人と3割に達していません。なぜ接種のスピードが上がらないのか?その理由について星さんは、菅政権と違い岸田政権では官僚主導による弊害が出ているためだと指摘しています。その表れの一つが1日の接種目標だということなんですね。菅さんの場合は1日100万回接種を掲げて取り組み、170万回を超える日もありました。一方、岸田さんは1日何人というのではない、などと具体的な目標については明言を避けています。この違いというのが、官僚主導の弊害の表れだということでしょうか?」
星浩氏(TBSスペシャルコメンテーター)「そうですね。まず菅政権の時は菅さんが旗を振って政治主導で1日100万回やるんだ、と。総務省を使って、禁じ手に近い形ですけど、自治体を督促したということやりましたよね。菅さんは、ワクチンというのは政治家が走りながら考えてやるしかないんだ、ということでやった訳ですが、結果として170万回くらいまで達した訳ですよね。一方で岸田さんの場合は、やっぱり厚労省、官僚主導でやるもんですから、官僚というのはどうしても遅れている自治体に合わせるんですね。それからワクチンが足りなくなった場合のリスクも取りたくないということで、岸田さんが結局目標の数も今の所示せていないということになっていますよね。」
国山アナ「だとすると、この状況は改善するんでしょうか?」
星氏「そうなんです、岸田さんがリーダーシップを発揮しないと、遅れている自治体に合わせますから、結局来月下旬くらいにならないと、スピードは上がってこないということだと思いますね。」
国山アナ「来月下旬以降ということですね。一方で緊急事態宣言については岸田さんは消極的な姿勢ですね。」
星氏「今日の委員会でも消極的な姿勢でした。経済と社会を回すんだということですので、なるべく緊急事態宣言にまではいきたくないというのが本音でしょうし、ここでまたやると、まん延防止出したのに次にずるずると緊急事態宣言かよ、と。後手後手じゃないかという批判も起きかねないということですので、実際には火曜日、水曜日、木曜日、この今週半ば以降の感染、病床の状況などを見て、今週末には判断するということになると思いますね。」

フジテレビ:FNN Live News α
【東京 自宅療養者サポート施設「うちさぽ東京」開設】

山田悠史氏(マウントサイナイ大学病院 内科専門医)
・息苦しさ・胸の痛み “肺炎のサイン”の場合も
・解熱鎮痛薬「アセトアミノフェン」なども有用
・「血栓」できやすい 足の運動をこまめに

三田アナ「特に一人暮らしの方は症状が軽かったとしても、不安は大きいと思います。まずは身体をゆっくりと休めて、息苦しさや胸の痛みなど異変を感じたら、各自治体が設置している窓口にすぐに連絡してください。いざという時に安心して過ごせるように、事前に食料品や日用品もある程度は備えておきたいと思います。」

NHK:ニュースウオッチ9
【厚生労働省 症状ある新型コロナ濃厚接触者 検査なしで感染の有無判断へ】

和久田アナ「今PCR検査については希望が殺到し過ぎて、新規の受付を中止せざるを得ない病院もあるということなんです。オミクロン株、重症化する割合が低いと言われてきましたけれども、これだけ感染が急拡大すると、様々な課題や混乱が浮き彫りになってきますね。」
田中アナ「本当ですね。突然症状が悪化するケースもありますし、やはり感染者の増加によって重症者は日に日に増えています。早め早めに関係機関に相談することが大切です。」

国際

NHK:ニュースウオッチ9
【北朝鮮 中距離弾道ミサイル「火星12型」発射】

田中アナ「北朝鮮のミサイル発射、度を超していると感じるんですが、ウクライナへの対応に忙殺されていますバイデン政権の足元を見透かした動きにも見えます。その北朝鮮の今後なんですが、来月の16日には金正恩総書記の父親の正日氏、その後の4月15日には祖父の日成氏の生誕記念日が控えています。盛大に祝おうとしているんですね。そして、この合間の3月には例年アメリカと韓国の合同軍事演習が行われていまして、今年もこの時期にあると言われています。こうした日程を睨みながら、さらに射程の長いミサイルの発射などに警戒が必要です。」

テレビ朝日:報道ステーション
【北朝鮮 中距離弾道ミサイル「火星12型」発射映像公開 狙いは?】

大越アナ「そうしたストーリー通り展開するのかどうか極めて予測不能なのが、この北朝鮮という国です。長引く経済制裁、そして新型コロナによって北朝鮮の経済社会はこれまで以上に厳しい状況にあるという風に言われています。一方で、核・ミサイルの技術はどんどん高まっているのもまた事実。そうした中で鍵を握る存在というのは、やはり北朝鮮が一番関心を引きたい存在であるアメリカ。そして北朝鮮の後見人的な立場でもある中国ということになろうかと思いますけれども、アメリカと中国、色々と対立している局面もありますけれども、この北朝鮮問題については少なくとも協力して対処することが必要だと多くの専門家が指摘しています。」

NHK:ニュースウオッチ9
【ミャンマー 軍によるクーデターからまもなく1年】

和久田アナ「今も都内の駅前で毎週のように在日ミャンマー人の皆さんが声を挙げてる姿というのを目にするんですよね。国際社会に忘れられてはいけないと強い思いで戦っているんだと感じますが、こうして見ますと現地の状況かなり厳しそうですよね。クーデターからちょうど1年となる明日、市民の間では一斉に仕事を休んで外出も控える沈黙のストライキを行おうという呼びかけも広がっています。ただ軍はそれすらも参加すれば法的措置を取ると警告しているということです。」
田中アナ「クーデターによる人の犠牲、経済の損失は莫大です。日本はミャンマーと独自の外交的なパイプを持っていると言われてきましたが、状況の打開に向けた成果は見えません。今こそ、その向き合い方が問われています。」

テレビ東京:WBS
【北京五輪 2月4日に開会式 首脳出席の国は…】

大江アナ「2月4日金曜日、北京冬季オリンピックの開会式ですね。およそ30の国や国際機関から首脳が出席するということで、その中でも主な顔ぶれがこういう方々だそうですね。」
滝田氏「まさに権威主義国家の方々のトップが集まってるという訳ですけれども、2008年の北京オリンピックの時とえらい違いなんです。当時は日本の福田総理やアメリカのブッシュ大統領、そして当時のフランスはサルコジ大統領でしたが、G7の首脳が結構行っていた訳ですが、今回は全然違う顔ぶれですよね。」
大江アナ「2008年からもう14年ほど経った訳ですよね。中国を取り巻く環境、それから国際情勢というのも随分変わったんですね。」
滝田氏「はい。今回の局面でやっぱり気になるのは、オリンピック期間中の例えばウクライナ情勢ということだと思うんですね。オリンピックは平和の祭典であってほしいんですけれども、2008年の北京オリンピックの時に当時のロシアがジョージアですよね、当時ウルジアと言っていましたが、そこに武力侵攻したりしたことがありますから、五輪に目が集まっている時にどういうことをするのかやっぱりわからない、という点でこれ要警戒だと私は思います。」
大江アナ「平和を守るということが本当に大変なことなんだな、と改めて感じますよね。」
滝田氏「そうですね。これはもうみんなで、そこの重要性をアピールしていくしかないという風に思いますけど。」

【ヨーロッパ“電力危機” 救世主は日本技術⁉︎】

大江アナ「これはまさにヨーロッパのエネルギー安全保障ですよね。エネルギー供給を天然ガスなどロシアに頼る部分も多いヨーロッパの国々ですが、それは地政学的なリスクにもなります。そこでヨーロッパの国同士で電力を融通する重要性が高まっているということで、稼働中、建設中、そして計画・検討中のものも含めますと、ヨーロッパ中にこんなに、国を跨いだ送電網、建設されることになるようです。」

政治

その他

フジテレビ:FNN Live News α
【ローソン「ゴーストレストラン事業」開始】

渡辺広明氏(マーケティングアナリスト)
・“従業員の手間”を減らす省人化とセット
・「セルフレジ」活用し調理時間を捻出

三田アナ「コンビニの形も変化していっているんですね。そうした中でローソンは独自の路線で挑むということですが、フードデリバリーの市場でどれだけ存在感を示せるのか?注目です。」

テレビ東京:WBS
【日銀 2011年7-12月の金融政策決定会合議事録を公開】

大江アナ「当時は超円高とも言われるほどの円高でしたから、当時の白川総裁かなり頭を悩ませている状況だったんでしょうね。」
滝田氏「円相場1ドル70円台になって、特に年の後半は70円台で定着しちゃったんですよね。赤いグラフが日経平均株価のグラフなんですけど、8000円台ということで、とんでもない事態だった訳ですね。それで当時の日本銀行なんですけれども、まさに2011年に要するに東日本大震災やヨーロッパの生産危機なんかが重なりまして、日本からお金が外に出て行かなくなっちゃったんですよね。結果的に物凄い円高になってデフレになったんですけれども、その間日本銀行の金融緩和遅れたじゃないか、という批判が産業界やなんかから噴出したと言ってよかったと思いますね。」
大江アナ「今はどうかと言いますと円安。そして、輸入物価、輸入している物の値段が上がっている状況ですよね。ただ黒田総裁も2%という物価目標達成出来ていませんですから、なかなか動けない。こういう日銀の動きという面では当時と似ているのかもしれないですね。」
滝田氏「そうですね。10年でオセロゲームじゃないですけど、白から黒にひっくり返っちゃった感じかもしれないですけれども、今問題になってるのは大江さん言われるように円安の加速ということなんですけれども、2%の物価目標が達成出来ないあたり日本銀行、なかなか金利を上げるという訳にはいかない。仮にそういう時に円安が加速したらどうするのか?ということなんですが」
大江アナ「介入出来るんですか?」
滝田氏「はい、そこで問題になるのは、やっぱり政府が円買いドル売りの市場介入をするような必要さえ出てくるんじゃないか?円安が加速した場合ですよ。10年前にメガバンクの市場担当のトップだった人に最近会ったら、そういうことも言ってました。」
大江アナ「政府が介入することになるということですか?」
滝田氏「もちろん介入の主体は政府です。」

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