2022/2/11 外務省 ウクライナ情勢の緊迫化受け危険情報「レベル4」に引き上げ
2022/2/11 夜のニュース比較、文字起こし
新型コロナ
テレビ朝日:報道ステーション
【大阪府 新型コロナ感染拡大で医療体制“極めて逼迫”】
梶原みずほ氏(朝日新聞 編集委員)「救急現場、もの凄いジレンマに陥っているという表れだと思うんですね。一刻も早く病院に搬送したい、だけども受け入れる病床がないということで、その中での苦渋の通知ということになったと思います。非常に事態、深刻だと思いますね。」
富川アナ「このような状況というのは、しばらく続いてしまうんですかね?」
梶原氏「もう少しでピークアウトするという見方もありますけれども、専門家は高止まりの可能性というのも指摘しています。また、これまでの経験から、ピークアウトしても、そこから数週間から1ヶ月くらいは医療現場は過酷な状況だということは、我々わかってきている訳ですから、非常に心配だと思うんですね。先日、岸田総理が東京と大阪を連携をして、臨時の医療施設1000床増やすということを言っています。そして、公的の病院から医療スタッフを派遣するということを言っていますので、これがいち早く機能することが大事。だけども、短期的には、でもこれだけで間に合うのかどうか?というのも非常に心配ですね。」
テレビ東京:WBS
【新型コロナ感染者数減少 今後の見通しは】
佐々木アナ「さて、新型コロナの感染者数ですけれども、1週間前と比べて減少に転じましたが、どうご覧なりますか?」
山川龍雄氏(解説キャスター)「そうですね、久しぶりにカレンダーで見てみると、ずっと前の週から増えていたんですが、この3日続けて東京の場合は減少になってきた、と。全国の合計で見ても、昨日はマイナスに久しぶりになりました。こういう状況は第5波、第4波の状況を見ると、マイナスが久しぶりに出てくると、しばらく一進一退が続くんですが、その後はピークをつける。それから、重症者数だとか死者数は、だいたい感染者がピークをつけてから2週間前後タイムラグが伴ってピークをつけますから、2月いっぱい医療体制のことを考えると、ここが踏ん張りどころだと思います。」
佐々木アナ「そうですね。決して油断は出来ませんけれども、そうなりますと、少しづつ出口戦略というのを考えるタイミングでもあるんでしょうか?」
山川氏「そうですね。一つは、私は濃厚接触者の自主隔離期間だと思うんですけれども、ここへ来てイギリスのジョンソン首相は感染者の隔離義務を撤廃するという意向を示しました、感染者ですよ。日本の場合は、感染者はともかく、今、濃厚接触者でも7日間の隔離措置、これをどうするか?というのは考えるタイミングかな、と。それからもう一つ、水際対策。非常にこれは外国から今、評判が悪いですから、このまま鎖国状態続けていると、どこかで禍根を残すかと思います。」
NHK:ニュースウオッチ9
【デンマーク 新型コロナ感染者増加でも規制撤廃】
星アナ「日本と同じように感染者が増えている中でも、デンマークは規制の撤廃に踏み切った。その背景には、コロナと社会がどう共生するか?ある種の国民的な合意が形成されているからだと感じたんですけれど、どうですか?」
田中アナ「国民の合意という点は大事ですよね。人口の規模や死の捉え方に違いはあるとは思うんですが、日本も政府の分科会で対策の強化と並んで、出口戦略についても議論すべきではないか?という意見も出ています。目の前の感染は厳しい状況ですが、その先のウィズコロナにどう対応していくのか?考えていく上で、国民が安心して判断出来る状況が必要だと感じました。」
テレビ朝日:報道ステーション
【カナダ 新型コロナワクチン接種義務化で大規模デモ】
徳永アナ「ワクチン接種を巡っては、経済にも影響が出てきているようですね。」
梶原氏「あの橋が繋いでいるデトロイトは世界最大の自動車工業都市で日本企業もミシガン州に500社以上進出していますから、日本も無関係ではいられないと思いますね。」
徳永アナ「このような動き、他の国々でも、ご覧頂いたように起こっていますよね。」
梶原氏「そうですね。オーストリアはじめ、フランスですとかイタリアも事実上の義務化進んでいます。ただ一方で、各地でデモも起きていて、大きな反発になっています。例えば、アメリカのバイデン政権というのは、企業への接種、ワクチン義務化というのを撤回するに至っていますよね。義務化については、それぞれの国の事情があるので、一概には言えないですけれども、民主主義国家においては接種すると、どれだけの恩恵を受けるのか?そして未接種だと、どれだけの不利益を被るか?という、このことを考えながらも、最終的には個人が選択する権利というのは残しておかないといけないと思いますね。」
国際
NHK:ニュースウオッチ9
【緊迫ウクライナ情勢「ノルド・ストリーム2」めぐる駆け引き】
田中アナ「ウクライナ情勢を読み解く上で、この天然ガスの問題はNATOの拡大と並んで極めて重要なテーマです。ロシア産ガスへのヨーロッパの依存度はおよそ40%に上るとも言われています。アメリカはエネルギーの依存が続く限りロシアはヨーロッパの同盟国を揺さぶり続ける、と見ています。エネルギーをめぐる動きを丁寧に見ていくことは、ウクライナ情勢の理解に欠かせません。」
テレビ東京:WBS
【米国 バイデン大統領 ウクライナ緊迫で「米国民は今すぐ退避を」】
佐々木アナ「ウクライナ情勢、緊迫してきました。特にロシアとベラルーシの合同軍事演習が始まったということ、これがありますね。」
山川氏「そうですね。地図見て頂くと、ベラルーシに注目してもらった方がいいと思うんですね。これ地図見るとわかる通り、赤色のロシアと青色のNATOが今、対立している訳ですが、その間の干渉地帯にベラルーシとウクライナがある訳です。で、この中でウクライナがNATOに入ろうとしていることなんですが、これ入ってしまうと、そこが青色になると、ロシアももちろん脅威を感じる訳ですけれど、ベラルーシはもっと脅威を感じる訳です。挟まれる状態なんです。ベラルーシにはヨーロッパ最後の独裁者と言わていれるルカシェンコ大統領がいて、その人とプーチン大統領の利害が一致して、急接近しているみたいなんです。これが今、西側諸国にとって誤算になっている訳です。」
佐々木アナ「今後具体的にどういった事態が想定されるんでしょうか?退避しろ、という勧告が出ていますが。」
山川氏「この軍事演習というのが今10日間の予定なんですが、軍事演習と見せかけて、そこから北からキエフまでは近いですから、北のルートから侵攻してくる可能性ももちろんあります誌、仮にこの10日間で侵攻がなくても、ロシア軍がそのまま居残るんじゃないか?という観測がある訳です。そうすると、ベラルーシの所で軍備を増強して、ロシアとしては北から一気に攻め込む、そういうルートを確保出来ることになる。これは非常にNATOにとっては誤算になります。」
佐々木アナ「これはオリンピック期間中はないんではないか?と、そういった軍事侵攻は。ただそういったこともあり得るということを言っています、何人かは。」
山川氏「過去にはそういうことをロシア何度もやってますけれど、今回は習近平氏と離れてしまうと、色んな経済制裁を受けた時にガスなどを中国に買ってもらわなきゃいけないというところがありますから、そこをプーチン大統領がどう考えるか?気にしないんじゃないか?という見方もあります。」
佐々木アナ「どうなるでしょうか。」
【米国 約40年ぶりの物価上昇 日本は…“安い国”に陥る懸念】
佐々木アナ「利上げの行方に敏感に、神経質になっていますけれども、やはりきっかけはアメリカの1月の消費者物価指数、前年同月比で7.5%上昇。40年ぶりの高水準です。」
山川氏「バイデン大統領は11月の中間選挙までに、この状況は何とかしたいと思ってる訳ですね。そうすると、そういう政治的な背景もありますから、FRBはとにかく金利の利上げのピッチを上げて、インフレ退治に邁進することになると思いますが、今ちょうど祭日で日本は休場でしたけれども、昨日の分も含めて週明けに日本のマーケットどういう影響があるか?というのは気になりますね。」
佐々木アナ「そうですね。そして、日本でも物価の上昇というのが身近なところ、迫ってきてますよね。」
山川氏「見てもらいたいのは、これは日米欧の消費者物価指数の推移を見たものなんですよね。これを見て頂けると、欧米にかなり日本は置いていかれてる状況なんですよね。単品毎の商品で言うと、例えばエネルギー価格の上昇だとか、食品の値上げだとか、今国内で話題にはなっていますけれども、平均して全てを均してみると、かなり置いていかれてる状況なんです。で、この状況が続くと、私は一言で言うと、安い日本というのがこれから問題になってくると思います。」
佐々木アナ「安い日本というのは、どういう状況ですか?」
山川氏「これだけ物価上昇に差がある。故に、為替も円安に振れている訳ですから、外国人から見たら日本の製品はますます安く感じる状況になっている。逆に日本人から見ると、外国の製品はどんどん高くなっている。最近、例えばスーパーに行って、お肉の値段見て、ちょっと手が届かない、みたいな、そういったこと感じた方多いんじゃないかと思うんですが、幸いなことにって言うと変ですけども、外国にコロナで行けない状況なので、多くの人が気づかないんですけども、もしコロナが収束して、出張だとか、あるいは旅行だとかで海外に行った時に、ちょっと愕然とするくらいに高くなったなあ、ということを感じる時が来ると思います。」
佐々木アナ「今はわからないけれども、実感する時が来るだろう、ということですね。」
北京五輪
テレビ東京:WBS
【<北京五輪×WBS>中国 最新“高速鉄道”の実力は】
佐々木アナ「こうした高速鉄道は中国国内で相次いで開通していまして、既にその営業距離というのは、地球1周分に相当する4万kmを突破したということです。習近平政権にとって重要な位置づけとなっています。」
その他
フジテレビ:FNN Live News α
【フェアトレードで甘いSDGs チョコに込めたエシカルメッセージ】
渡辺広明氏(マーケティングアナリスト)
・フェアトレード 消費者の安心にもつながる
・「エシカルで高品質」職人の技術で実現
・“スイーツに関わる全ての人”のご褒美に
小澤アナ「私たち消費者もこれは地球に優しいのか?この食材の向こうにいる人はどんな生活を送っているのか?など、買い物をする時にちょっと考えるだけで、誰かを支えることに繋がるかもしれません。モノを作る側、消費する側、両方でこうした優しい動きというのがもっともっと広がるといいなと思います。」
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