だから、友達になりたいの

 ※漫画「スキップとローファー」の最新話のネタバレがございますのでご注意。






 今週は仕事がうまくいってて結構楽しい。後輩たちもみんなかわいくて、いい子で、今のところうまくやってると思う。みんな仲良くて、仕事終わりにみんなでご飯食べに行ったりとか、結構楽しく過ごしている。昨日はミスしてしまった後輩♂と一緒に取引先に謝りに行くことになって、(先輩っぽいことしてるー!)二人で出かける前に上司が「〇〇はヤンマーにごちそうでもしないとな!」と冗談ぽく茶化してきた。取引先への謝罪は無事に終わり、会社に戻って帰る準備をしていたら、その後輩♂が「ヤンマーさん、何食べたいっすか!?」ってわくわくした目で話しかけてきた。おそらく上司の冗談を真に受けておごってくれようとしてるようだ。その気持ちが嬉しくて、二人でご飯を食べに行った。なんてことないチェーン店の安いハンバーグを二人で食べて、仕事の話だったり、趣味の話だったりをして一時間くらいで帰った。

 そこで、私は気づいた。話したい人がいれば、誘いたい人がいれば、何か理由があれば、そんなに気負わずに人のこと誘っていいのかもしれない。私もその後輩♂に誘われてやだなーって思わなかったし、誰かほかの子誘ってよーとも思わなかった。年齢も10個近く離れてるけど、全然気にしなかった。

 だから、怖がらずに後輩くんを誘ってみよう。

 私のために色々やってくれたんだからお礼したいんだもん。
 後輩くんに会いたいんもん。
 話がしたいんだもん。

 私、もしかしたら後輩くんと友達になりたいのかもしれない。
 恋人とか、男と女とか、そういう区分で考えてしまうから苦しいんだ。
 友達なら、いつでも、いつまでも仲良くいられる。
 彼に、迷惑に思われることはない。

 もし、これで上司♀さん誘いましょう♪ってなったら、もうそれはそれで、仕方がない。彼にとってはみんなで行った方が楽しいってだけ。

 少し前からスキップとローファーという漫画にはまっていて、最新話を毎月楽しみにしているんだけど、今月の話が今の自分の心境にぐっさり刺さって良すぎて泣いてしまった。ざっとしたあらすじは、高校進学を機に田舎から上京してきた主人公が色んな人と出会いながら学園生活を送っていくという話。とにかく主人公のみつみちゃんという子がめちゃくちゃ純粋でいい子なんだ、これが。

 みつみちゃんが進学した学校は進学校だけど、勉強ばっかりのがり勉ばっかりじゃなくて、みんな恋も部活も勉強も頑張る!みたいな結構リア充が多くて、同じクラスになったかっこいい男の子の志摩君とひょんなことから仲良くなる。1年生の間は志摩君含むクラスの男女のグループで遊んだりしてたけど、2年生になってからはクラスが別れてしまい、みつみちゃんは志摩君のことが気になっている自分の気持ちに気付いてしまう。みつみちゃんが告白めいたことを口にしてしまうと、志摩君も「じゃあ付き合う?」とうっかり答えて、流れで付き合うことになってしまう。

 しかし、付き合うといってもいまいち二人の仲はぎくしゃく。みつみちゃんは、志摩君の特別になりたいけど、そこまでの気持ちがないことに気付いてしまうし、志摩君は、昔から女の子から「かっこよくてニコニコしててなんでも受け入れてくれる人」に見られて、その役割を演じるのに疲れていて、ミツミちゃんのこと好きだけど、なんとなく罪悪感みたいなのを抱えてしまって…

 そんなすれ違う中、二人はデートでピクニックへ行くことに。そこでみつみちゃんは、自分と志摩君の気持ちが違うことに気付いてるよ、と伝えたうえで友達に戻りたいと切り出した。友達に戻ろう、となったところで帰りながらみつみちゃんはこう言った。

 「私、恋じゃなくても 
  志摩くんが男の子でも 女の子でも
  小学生でも おじいちゃんでも
  この人好きだな~って思ったと思う」

 「だから 友達になりたいの」

 この言葉に、志摩くんは本当に嬉しそうな表情をして…。

 はぁ~…よすぎる…。
 私も、そう言われたい、そう言いたい。
 やっぱり、男とか、女とか、年齢とか立場とか、恋とか関係なく、やっぱり好きだなーって思った人と、友達になりたいよ。

 だから、後輩くんと友達になれるように、私も頑張る!

 とりあえずスキップとローファーはめちゃくちゃ面白い漫画なのでみんなに読んでほしいです。

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