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住処をキメる その2

住処をキメる その1の続きです。

役場の方が帰った後は、家や地域の歴史を語ってくださり、PCも使用して昔の写真や動画を見せていただきました。(85歳過ぎでPCを扱えるのにビックリ!)

家の歴史を知る度に見ず知らずのものが足を踏み入れ、しかもいきなり泊まってしまっていいものか、、なんて考えもしてたのですが。

「もう全部燃えてしまってくれた方が楽なんだけどね」なんておっしゃる。。いやいや、こんな立派な古民家燃やしちゃダメですよw

家主さんは定年前は東京でレコード会社に勤めて定年後に岡山に帰ってきたようです。私も音楽機材の販売をしていたので話も弾み緊張も次第に解れていきました。

夜はおばあちゃんのカレーライスを頂き、さらに図々しくも風呂まで入らせてもらい、思わぬ古民家体験を堪能したのでしたw

何だか与えてもらってばかりだったので、「何か手伝うことありませんか?」と聞くと、「じゃあ草刈りしてみますか?」と。
何せ土地が広いので草が刈っても刈っても追い付かないようです。
断る理由もないので、初体験の草刈りを翌日することになりました。

翌朝、草刈り機の使い方を教えてもらい何とか草を刈るw運動した後の朝飯も格別に美味しくいただきました。
と、なんか古民家体験しに来た日記になってますが、目的は住処探しですw

でも、泊まらせてもらって色々お話もしてご馳走もしてもらって。もう人にも家にも土地にも愛着が湧いてしまって。

言ってしまいました。

私「無理を承知ですが、私に貸していただけませんか?貸す予定の方には私からも話しますんで」

家主さん「うーん、もう決めちゃったことだからなあ、決まる前だったら良かったんだけど。。」

ですよねーw図々しさにも程がありますよねー。。
家主さんを困らせつつも、せっかくの縁なので引っ越してきたらまたお会いしましょうと、お別れするのでした。

その後、空き家探しに何度か岡山まで足を運びましたが、特にしっくりくる家が見つからず。嫁とも話した結果、岡山でアパートを借りて住みながら、地域も家も納得のいく古民家を探そうという結論に。

トントン拍子で、勢いで移住してしまおうとしてましたが、そんなに上手いこといくはずもなく、しばらく意気消沈。あの家に住めたら1番いいんだけどなぁと物思いにふけっていると電話のベルが鳴りました。

家主さんからでした。

住処をキメる その3につづく

サポートありがとうございます。実際に田舎暮らしを見てみたい、体験してみたい方がいましたら遊びに来てください。出来る限り相談も乗ります。