十三大橋の一休さんはとんちが足りない。

何年か前のある日の話。 雨雲の停滞前線が大阪の真上を通って、ちょうど西日本と東日本を分断するように渡っていたせいで、その日の天気は朝から降ったり止んだりの繰り返し。出かけようとは思っていたが、なんか出鼻くじかれちゃった感がてんこ盛りだった。 しかし、そんな理由で出かけなかったら、一生外に出かける機会を失って、数百キロの豚野郎になるか、自分の垢で作った垢太郎で遊んでいるか、空気嫁と結婚するか、という少ない選択肢のどれかに陥ってしまうこと必定で、さすがにそれは嫌だ。さっさと準備し