「ありがとう」をよく口にする人はどんなタイプの人？

『論語』公冶長篇に「その人の言葉を聞き，その人の行いを見る」とあります。人と交際する際には、言葉や立ち居振る舞いからその人の品性を判断することができる、という意味です。

あなたが使う言葉が、どんな人なのかを表しています。あなたが口にしている言葉が最も真実に近いあなたなのです。

人をいたわり、ためになる言葉をかけてやることは、着る物を与えるよりもあたたかさを感じさせる。人を傷つける言葉は、矛で刺すよりも深く傷つける。

『荀子』栄辱篇

ふだんから他人を傷つける言葉を吐く人は、その生活も恨みつらみに満ちています。

01
教養のある人

内面を修養して善良さを身につけ、外面を修養して礼儀を身につけています。人にやさしく、人のために考えて生き、人と交際する際には自分を厳しく戒めます。

このような人は、他人の恩を忘れない一方、他人の過ちについては寛容です。このような人の生活はその優しさと義理堅さから、きっと明るさに満ちているでしょう。

02
分をわきまえた人

分をわきまえるとは、どんな場合にどんな言葉を言うか、どんな人にどんな言葉を使うかを理解していることです。

淡々とした付き合いでは、何でもバカ正直に言うことはありません。付き合いが浅ければ、調子に乗って言うこともありません。進むべきところと退くべきところをしり、分をわきまえています。

他人への尊重の姿勢を保っており、自分の気持ちを熱くしすぎて他人に媚びていると思わせることもありませんし、態度を冷たくしてお高くとまっていると思わせることもありません。このような人は、「ありがとう」をよく口にして、人の気持ちを害することがなく、人を喜ばせるでしょう。

03
恩に感じる人

人と人との交際では、新しい人が来るたびに、自分に何かをもたらしてくれます。正しい人であれば、あなたに暖かさをもたらしてくれますし、間違った人であれば、あなたに成長をもたらしてくれます。愛を出す人には愛が返ってきますし、福を出せば福が帰ってきます。

恩情を感じ、態度を誠実にし、行いを清らかにして徳を積む。これが人の一生の最も良い幸福の報いになります。恩情を感じ、暖かさを与えることを学んだとき、世界ははじめてあなたに幸福を返してくれるでしょう。

【記事出典】
《喜欢把“谢谢”挂在嘴边的，往往就3种人！》
拾读文学2023-03-31 10:01
https://mp.weixin.qq.com/s/8ZKEhtTsLqZ5SCwZmHHYNQ