見出し画像

Pray for Myanmar

クラウドファンディングのご報告

クラウドファンディング最終日は、クーデター発生から一年の2月1日でした。そして、また新しい朝が来ました。
みなさん、私たちとともにミャンマーについて考え、思いをシェアして下さってありがとうございました。

322人の方から、309万6500円のご支援いただきました。

一人でも多くの方にミャンマーを伝えたい、という思いだけの無知なチャレンジでした。若い私たちへの応援とミャンマーに関わる方の思いをうけとめて、いま、改めて責任の重さを感じています。

クーデターから一年

クーデター当日の朝、6時ごろに両親から「クーデターが起きた」と聞きました。通信が制限され、夜中の1時ぴったりに電話もネットも使えなくなり、その間に政治のリーダーや若者が逮捕されたり殺されたりするので、翌朝、どんなニュースが入ってくるんだろうと思うと、夜がくるのが恐ろしかったです。

コロナ禍、自粛していた人々が一気に集結し、民主主義を求めて活動を始めました。あのとき感じたヤンゴンの人々の怒り、絶望感、そして恐怖を、私は忘れることができません。
クーデターがなければ失われなかった命、奪われなかった未来がありました。明日も同じように朝が来る、と思っていました。

あれから1年。同じように時間は流れていくのに、何か置き去りにされてしまったような感覚がつづいています。

悲しいニュースをたくさん聞きました。そんな状況で、今私たちがやっていることが、果たして意味があるのだろうか、と何度も問い続けています。

当時、私が見たデモは平和的でした。若者たちが音楽を奏で、警察官に花や水を手渡しながら、ユニークな方法で抗議の意思を示していました。「武力で国民を支配する」なんて理不尽を、国際社会が許すはずがない、と私含めみんな思っていたと思います。

彼らが求めたのは、世界が、成熟した客観的な視点で、この状況がおかしなことだと、認めることだと思いました。そして、武力で支配されることなく、将来を夢みて自由に選択できる社会を望んでいると思いました。

ミャンマーを忘れ去られた地にしないために

どんなに悲惨な状況を伝えても、2月1日のニュースが終わったら、報道は少なくなります。
そして自分のことでなければ、人は忘れていきます。私たちはもしかしたら、自分が生きる国の政治のことですら、「自分ごと」として考えられていないのかもしれません。

私たちには、ミャンマーの人を救う力はありません。でも同時に、日本とミャンマーの未来を作っていくのも私たちZ世代です。日本にいる私たちにできることは、ミャンマーを忘れ去られた地にしないことです。
存在を知らなければ、考えることもできません。
「ミャンマー」という国があること、そこに暮らす人々がいること、そして人々の気持ちや文化を知ることで、初めて今の状況を理解しようと思えます。積み重ねた歴史があり、様々な民族問題を抱えていて、簡単ではなかったとしても、彼らと寄り添い続けたいです。

「いつかミャンマーに行ってみたい」と思う人が増えるように、私たちは少し先の平和な未来を見つめて活動していきます。

これからもヤンゴンかるたをよろしくお願い致します

ヤンゴンかるたの活動はここからです。引き続き、Facebook、Twitter、Instagramで、イベントのお知らせなどもしていきます。
これからも私たちの思いを見守ってくださると嬉しいです。


いいなと思ったら応援しよう!