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昭和レジャーの聖地-索道(駅舎)跡と遊園地跡-


【索道編】
昭和3年(1928年)に京都電燈が「〇〇山空中ケーブル」として開業。太平洋戦争の最中の昭和17年(1942年)に(京福に事業継承)一旦廃止というがその後も使用されていないので休線以上廃線未満の状態が続く。

現在(も営業が続く索道ルート)とは異なる位置にあった索道(ロープウェー)駅舎と支柱を紹介しようと思います。
現在のルートでの営業が再開されたのは※昭和31年(1956年)第二次世界大戦(太平洋戦争)後の事でした。

(余談と脱線)
昭和31年というのは国内では 売春防止法が公布、大阪では通天閣が再建(2代目)される。という目まぐるしい時代の変化の起点となった年でもあると感じます。


【索道麓駅】(空中ケーブル)


発券売り場跡?

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発着駅舎跡(経過した年月の長さ故、遺跡みたいに風化侵食されています)
昭和初期の鉄筋コンクリート造で洋風モダンだな感じます。

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【索道山頂駅舎】(空中ケーブル)


発着がどのようにしていたか想像できたでしょうか?

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もはや駅舎としては死にちかい状態ではありますが
命の尽きたあとからまた新しい命が芽吹いていました。

死の跡からも命が根付く


【索道支柱】(空中ケーブル)


山の中で佇んでいるというのがしっくりくる。

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【空中写真とパンレット】時代と変化

旧索道駅舎、支柱、遊園地全て確認できます。

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以下↓ 黄色〇・・・索道麓駅、赤〇・・・支柱、青〇・・・索道山頂駅

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昭和57年の空中写真
かろうじて遊園地(うっすらお化け屋敷跡)、旧索道関連施設に関しては確認できなくなってます。

19821013(昭57)

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昭和34年発行(“近畿遊覧ご案内”京阪バスより)
〇〇観光ホテルは、平成11年(1999年)に改築され現在もホテルとして営業しています。


【〇〇山山頂遊園地跡】※メインです

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昭和34年(1959年)から平成12年(2000年)まで存在した遊園地
園内には、お化け屋敷、ミニ観覧車、高山植物園、人工スキー場、展望台、がありました。(展望台のみ現役施設です)
お化け屋敷に関しては、愛読しているブログにも50年の歴史を持ったと書かれていました。
索道(ロープウェー)で遊園地へ遊びに行くというのが定番スタイルだとか出だしからワクワクしてきます。

お化け屋敷の名前は“納涼”
夏には身も背筋も凍るような涼しい体験が出来たに違いありません。

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20年以上も時が経過してはいますが、名残あるものの記録をして参りました。

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ロケット?飛行機?が不時着しています。

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ゲームコーナーもあったのか昭和らしい“パチンコ台”

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かつてのお化け屋敷へ(メイン施設でもありました)

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昭和40年代の代物でしょうか・・・(昭和44年にアニメ化が始まった)
“妖怪人間ベム”にも似てる気が。

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Q. 何故、夏に怪談話が増えたりお化け屋敷がはじまったりするの?
A. 夏こそ死者の魂が帰ってくるからです・・・(お盆の行事ですね)
文政8年(1825年)から歌舞伎「東海道四谷怪談」などを上演してたみたいですよ。

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葛飾北斎『百物語』提灯お化けのお岩さん(Wikipediaより)


残留物①【アサヒゴールド】

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国内初の(スチール)缶ビール(昭和33年以降-昭和46年)


残留物②【ツェッペリン号の電動式氷削機】


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【ツェッペリン伯號が帝都に飛んだ】


昭和4年8月19日ドイツの飛行船ツェッペリン伯号が世界一周の途中、銀座上空を飛んだ時の記事です。(“震災と復興”昭和6年より)

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周囲がゴミだらけなのは昭和期の雑誌でも問題になっていたようです。
持っている記事ではありませんので、転載できませんが観覧車の下の斜面にポイ捨てされたゴミが昭和期にも問題視されていたと書かれてました。


【最後に】

人口スキー場跡

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此方に至っては数年前まではリフトや関連する施設も残っていたようですが
現在芝のゆるやかな斜面といった具合でした・・・。



情報協力者:懐古趣味で出会った数少ない友人
〇〇山山頂遊園地跡の見取り図(パンプ)と時系列や諸々相談しました。

今回も素晴らしく脱線の連続となりましたが
皆さまのお陰さまでこの度の1ページを形に残せる事ができました。
最後まで読んで下さりいつもいつも有難うございます。
余談や関連する情報お持ちの方いらっしゃれば(Twitterでも)コメント・DM下さい。
また次回もよろしくお願いします!



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