白黒はっきりさせなくても良いの
自分たちは日常生活の中で、何かを「はっきり」させることに固執しがち。物事を白黒で分け、正しいか間違っているか、良いか悪いかを明確にしたくなる。それは、人間の本能かもしれない。
曖昧さや不確かさに不安を感じ、何かを決断することで安心感を得ようとするのは、ある意味で当然のこと。
しかし、自分は最近、白黒はっきりさせなくても良いのではないかと考えるようになった。自分たちの生きる世界は、そんなに単純ではないし、すべてを明確にすることが必ずしも良い結果をもたらすわけではないと感じるの。
例えば、友人との意見の違い。何かの問題について意見が分かれたとき、自分の正しさを証明し、相手を説得しようとする。しかし、その過程で友人との関係がぎくしゃくしてしまったり、感情的な衝突が生じたりすることがある。
お互いが自分の意見を持つことは当然のことだけど、その違いを受け入れることもまた重要。違いを認め合い、理解し合うことで、より豊かな関係が築けると思うの。
自分自身に対しても同じ。すべてを白黒で判断することは、時に負担になるし、厳しすぎるかも。自分たちは完璧ではなく、時には間違いや失敗をすることもある。それでも、そのことに対して過度に厳しくなる必要はないんだよね。むしろ、自分に対しても柔軟な心を持ち、過ちを受け入れ、それを成長の糧にすることが大切。
白黒をはっきりさせることは、時に安心感を与えてくれるかもしれない。けれど、それがすべてではない。曖昧さやグレーゾーンに身を委ねることも、時には必要なの。
私たちが生きる世界は、多様で複雑。その中で、柔軟な考え方を持つことが、より豊かな人生を送る鍵になると信じている。
白黒をはっきりさせることよりも、曖昧さを楽しむこと。そんな生き方も、悪くないよね。