自転車ラバーの30歳独身男性の話

自転車が好きだ。これほどクールな乗り物は他にないと思う。風を切って走る爽快感や、細い道でもスイスイ進める自由さが何より魅力だ。しかも、自分の足がエンジンになるから、健康的で環境にも優しい。

自分はもともと足の筋肉が発達しているから、スピードを出して漕げるのも自転車を愛する理由の一つだ。

以前の記事で、自動車の運転が苦手だと話したことがあるが、できるだけ車の運転は避けて、名古屋ではほとんど自転車で移動している。

名古屋はまさに車社会。一家に2台以上車を所有するのが当たり前のこの街で、特に郊外では成人男性が自転車に乗る姿をほとんど見かけない。栄や名駅のような中心地なら、自転車に乗る男性も多いが、郊外ではご老人や学生くらいだろう。同級生の中で、車を運転せずに自転車に乗っているのは、自分だけかもしれない。

それでも、自分はこのライフスタイルを恥ずかしいとは思わない。むしろ、自転車に乗る自分を誇りに思っている。どこかパリの街並みを駆け抜けるような、そんなスタイリッシュさがある気がしているのだ。

自分らしく、健康的でエコな選択をしていることに自信を持っている。これからもこの爽快感を楽しみながら、自転車生活を続けていきたい。