弱虫だった自分が強くなったのは、良い友達に出会ったおかげなんだよね
小学校時代の自分はとにかく弱くて、よく泣いていた。友達に意見も言えなかったし、特に強い友達に対しては無理に合わせて従っていた。まるで家来のように。
小学校高学年の時、友達関係でトラブルがあった。理不尽にお金を要求されたり、仲間外れにされたり、集団に囲まれて罵声浴びせられながら投げ飛ばされたりした。当時の自分は卑怯だったし、気も弱くてナヨナヨしてたし、悪いところもたくさんあった。だから正直そんなことされても仕方ない部分もある。
だけど悔しかったし、辛くて悲しかった。
そんな時に男女数名グループの友達たちが「ゆうや、あんなの友達じゃないよ。これからは俺ら・ウチらと遊ぼ!」と言ってくれて、底から救い上げてくれた。そこから自分はどんどん明るくなったんだと思う。
みんなと過ごす何気ない日々が本当に本当に楽しかった。公園で遊んだり、しょぼいショッピングモールのフードコートで喋ったり、カラオケのフリータイム行きまくったり。どんな時も笑っていて、ありのままの自分でいられた。思いやりがある温かい人たちだった。この時に「友達ってこういう人たちのことを言うのか」と知った。
それ以外にも、みんなと過ごす時間の中でたくさんのことを教えてもらった。「お互いに思いやりを持つ」、「素直でいる大切さ」、「笑いはとってナンボ」など “友達論の基礎” となることをたくさん学んだ。
気がついたら、弱くて泣き虫で卑怯な自分は死んでいた。強くて泣かない優しい自分に生まれ変わっていた。
それは仲間に出会えたから。味方と思える人がいる、自分を心から好きでいてくれる友達がいる。それがどれだけ心強いか。
辛い経験だし、正直思い出したくない過去ではある。だけど、あの経験があったから人の弱さも知れた。弱さと愛を知ったから強くなれた。
高校に上がってからは学校も離れ、次第に遊ばなくなり疎遠になってしまったけど、今でもみんなには感謝をしている。みんな元気かな?
あの頃、悲しみから救ってくれてありがとう。今の明るくて強い自分がいるのは、きっとみんなのおかげ。