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すとぷりのるぅとくんのオリジナル曲から、自作以外の2曲をご紹介します

すとぷりの音楽クリエイター、るぅとくんは
2023年10月25日に25歳の誕生日を迎え
ました。グループ最年少のるぅとくんももう
25歳。私が最初にるぅとくんの年齢を知った時
はまだ22歳と言っていた気がするので、月日が
経つのはあっという間ですね。

24歳の1年ではすとぷりだけではなく、他の
グループの楽曲も積極的に制作するようになって
きているるぅとくんですが、もちろんソロ
アーティストとしてオリジナル曲の発表も
コンスタントに行っています。
このオリジナル曲は、もちろんるぅとくん自身が
作詞作曲に携わっているものがほとんどですが、
他の方に楽曲提供を受けてるぅとくんが歌唱する
という曲もあります。
今回は、るぅとくんのソロのオリジナル曲の
うち、あえてるぅとくんの自作以外の曲について
綴っていきます。

ねぇよな
シンガーソングライター、Meiyoさんによる
書下ろし。

2021年「なにやってもうまくいかない」が話題
を呼びメジャーデビュー。るぅとくんもこの曲を
カバーしていて「歌ってみた」動画を投稿して
います。

私はこのるぅとくんの歌みたでMeiyoさんのこと
を知り、彼が生配信で歌を歌っていたのを聴き
ましたが、とっても魅力的な歌声に引き込まれて
しまいました。
「ねぇよな」のMVには、Meiyoさんがコメント
を残していますので、一部をご紹介します。

作詞作曲編曲させて頂きましたMeiyoです!
るぅとくんの初の試みに加担出来て恐悦至極です!
長くなりますが今回の曲についてざっくばらんに語らせてください。読んだらさらにこのMVを好きになれるかも…?

「なにやってもうまくいかない」を歌ってくれたこともきっかけの一つとして、今回ご一緒させていただきました。
まずは、僕の中で未だ纏まらない、とあることに関するグチャグチャな心情をそのまま書き殴りました。るぅとくんの歌は、そんな僕の不安定でガタガタなグチャグチャをいとも簡単に乗りこなすように、時にひょうひょうと、時に感情的に。(時に可愛く!!!!!!!!!)
二人の個性が混ざり合うことによって、まるで得体のしれない、とんでもない楽曲が出来上がりました。

作家の方にここまで語らせちゃうくらい、
るぅとくんはホントに魅力的な歌い手なん
ですね。
るぅとくんの歌の魅力といえば声。電子音の
ように無機質なのに丸みを帯びた独特の響きは
どこを探しても似たような声質が見つからない
唯一無二の声。この曲のように、ちょっと達観
したり諦めた、冷めたムードを出すのにるぅと
くんの声はぴったりで、合間に「あーあ」と
ため息が入ったり、「ハハハハ」と高笑いを
したり様々な表情がつくことで、何か言いようも
ない影というか後ろ暗さのようなものを感じ
させて、曲の世界に奥行きを付けてくれます。
そして、言葉がたくさん詰め込まれていても
活舌の良さで聴きやすいですよね。これまで
多くのボカロ曲をカバーしてきたことでずいぶん
と鍛え上げられてきたのでしょう。
また、るぅとくんは表現力も豊か。普段の放送の
中でも何かになりきってみたり、メンバーとの
やり取りの中で即興でいろんな演技を始めたり
するときもとても上手。冠番組で大久保佳代子
さんに告白するというシチュエーションで演技
した時も、自然でとてもよかったです。
この曲の中でもセリフっぽい歌詞があったり、
それを揶揄するような心の声を吐露するような
展開になったりと目まぐるしく感情が変動します
が、その強弱、起伏、緩急が絶妙で、淡々として
いたと思ったら吐き捨てるように歌ったり、
かわいらしくリズミカルにしていたかと思った
ら、暗闇に急に落下したように途切れたり、
聴いているとハラハラしてざわざわして、何度も
繰り返して聴いてみたい気持ちになります。
この曲は、Meiyoさんもセルフカバーをしています。

こちらは、すとぷりの曲も提供しているTeddyLloyd
さんがアレンジ。るぅとくんバージョンとはまた
違ったカラフルな世界観が繰り広げられていて、
また新しい魅力が満載です。

キドアイラク
こちらはシンガーソングライター和ぬかさんの
書下ろし曲。

和ぬかさんといえば、「ヨワネハキ」が有名。
少し前には莉犬くんに「マタフタマタ」を
提供していましたね。和のテイストの曲を書か
れるイメージです。
「キドアイラク」のるぅとくんは、淡々と普段の
放送でおしゃべりをしているようなトーンで
歌っていきます。声を張り上げたり、エッジ
ボイスを駆使することもほとんどありません。

この曲は、1回だけサラッと聞いただけでは
よく分からないんですが、何度も繰り返し聞いて
いるとすごく癖になってきます。

能動的なら 整う調和
殻にこもる程ストレス量産
エキセントリック つまり互いに
愉快な持論を披露します

ビニール纏ってる想いはやがて
塵が積もって張り裂ける
察する愛は難しいんです

と、あれこれと思いを巡らせていくうちに
ちょっとずつこじらせてしまいそうになっている
ところは、るぅとくんのイメージにもあっている
ような気もしますよね。そして、かわいらしさや
素朴さの陰に見え隠れする、冷たさや狂気も感じ
させて、さらりと軽やかな中に鋭いメッセージ性
も込められているのです。

以上、るぅとくんのオリジナル曲のうち、自作で
はない楽曲のご紹介でした。
自身で音楽を創り出す才能も持つ傍ら、シンガー
として類まれなる才能をもつ彼には、いろんな
作家の方の作品に参加したり、積極的にコラボも
したり、どんどんいろんな挑戦をしてもらいたい
なと思います。
そして、そろそろ、次のフルアルバムの制作も
期待したいところです。

今回も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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