悔しさが人生を面白く、女を強くする
映画「百円の恋」を観終わって
悔しさが残ったままエンドロールを眺めていた
映画を観る前より、生きている気がした
いや
生きていかなきゃいけない気がした、
というほうが良いかもしれない
"これから始まる毎日は
映画になんかならなくても
普通の毎日で良いから"
クリープがそう歌うのを聴きながら
殴られたことのない無駄に綺麗な自分の顔が
物足りないとも感じた
主人公の一子は、悔しさに突き動かされていたように思う
姉との喧嘩、強姦、バイト先の上司の理不尽、好きな男が突然出て行ったこと、、
映画のラスト、試合のシーン
ダウンしては悔しさを燃やして立ち上がる
その姿は勇ましくかっこよく、また、美しかった
悔しさや痛みを知る前から何かを諦めたり
怖がったり言い訳したりしている私は
何で生きているのだろうと思った
"もうすぐこの映画も終わる こんなあたしのことは忘れてね"
忘れたくない
安藤さくらの素晴らしさ
誰もが絶賛する理由が分かりすぎてしまった
最後に
人生を面白く、女を強くする「悔しさ」を残してくれて
ありがとう
最高の映画でした