日記:試験はじまりおわり
大学の卒業を賭けた試験が今日からはじまった。難しめの科目が連続であるから終わり。落単必至の試験期間。
これは言い訳だけど憂鬱すぎて勉強してない。睡魔のような倦怠感が行動不能にする。テキストにある公式の文字の横に不安や緊張が滲んで作られた、妖怪みたいな文字が書き加えてあるから正しく読めない。頭にバグがある。本が読めないときと同じで、文字のひとつひとつが読ませまいと結託してる。かろうじて読めた文章は理解しがたい怪文。
最近になって気付いたことだけど、文章を読むときに対象の文章の周りの文字も一緒に読み取ったり、頭の中で勝手に文言を付け加えたりしてるかも。だから小説を読めないときがあったり、短歌はふつうに読めたりするのかな。
文字が滑るような注意散漫と、落書きをして邪魔する自分。なにやってんの。
無能の言い訳は済んだところで、もうネガティブは止めないと。ポジティブに考えると、卒業延期になると内定は怪しい。取り消しされてもしょうがない事だけど、就職してないのに転職したい気持ちがあるから、その転職したい気持ちには応えられる。
馬鹿みたいな話だけど、これを真剣に考えてるくらい今の自分は終わってる。どうしよう。
さっき1科目が終わったけど、たぶん落としてるだろうな。空白のないように埋めたけど、それは空白に等しい回答だから空しくて白い紙と同じ。
その後悔の惰性で、こうやってnoteを書いてるけど、いつにも増して書けてる。言葉が溢れ、溢れすぎ。でも空欄に等しい回答みたいに、意味を成してるけど意味のない言葉なのが哀れ、哀れすぎ。
大学のテストは当然のように記述問題なんだけど、当然のように自分は出来ないから辛い。選択とか穴埋めだったら合格できるのに。
とりあえず、再試にすべてを賭ける。全財産と人生をここに置いて立ち向かう。心身が、がくがくと震えるギャンブルがまたやってくる。待ってて。
絶望するには早すぎる。望みはまだある。「望み」って遠くの月をのぞきみて祈りをしたためる行為だから。とか考えて気が付いたけど、今日は雨が降ってるんだった。月が見えない。
望みは虚しくもあるので、終わりはちゃんと明確に存在してて。だらだらと、がたがたと、つらつらと戯言をぬかしてるけど、とりあえず、死ぬとこ見てて。