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キッチンカーを購入する前に考えるべきこと

僕の場合は、キッチンカーを開業する前“どんな車体で、どこで、何を売るか”ばかりを一生懸命考えていました。もちろんこれらのことは必ず考えなくてはいけない事なのですが、準備段階で考えた方が良いことはもっともっと沢山あります。事前準備段階で考えるべき事をリストアップしました。

個々の詳細の内容は、随時記事をUPしていきます。遅筆です。早く更新して欲しい箇所、記事がありましたらリクエストしてください。優先的に書いていきます。

2024.9.14投稿
2024.9.16更新


▼どれだけ売らないといけないの?

お恥ずかしながら、僕は正直真剣に考えずにスタートさせました。今考えると恐ろしいことです。ここをしっかり考えずに、さらに運悪くスタート時にもたつくと1年以内の廃業が見えてきます。というか、ここを初めに計算していないから、すぐに廃業してしまうのだと思います。

1.生活費の計算
1ヶ月の最低の生活費を計算してください。家賃、水道光熱費、通信費、食費、既存のローンの返済...生きていくために絶対に削れないお金です。

2.売ろうとしている商品の価格を決める
仮で大丈夫です。

3.生活費÷(商品価格×0.35)は?
例えば月に最低限25万円必要な人が1,000円のカレーを売る場合は、
250,000÷(1,000×0.35)≒715杯
これが目安になります。ひと月20日営業ならば約35杯毎日売らなければ生活が維持できずに廃業となります。
※0.35は仮の利益率です。もっと増やすことも、もちろん減らすこともできます。

出来そうですか?

これはあくまで最低限の生活を維持するために必要な販売数です。貯蓄も出来ずに、遊ぶことも出来ない生活を目指して開業する人なんて普通いませんよね。なので25万円に+3万円のお小遣い、+5万円の貯金をすると毎月943杯、1日47杯売らないといけなくなります。

どうですか?出来そうですか?

これは開業資金を全部自己資金で始めた場合の数字です。開業資金を借りた場合、さらに返済額を足して計算して下さいね。

いやぁ、なかなか難しい数字ですよね、見たくない数字ですよね。でもこの販売数をしっかり認識しておかないと絶対に次に進めません。この数をクリアするために、どんなスタイルで、どこに出店するの?を考えていきます。この販売数を支えるための仕入、仕込みの具体的な事を考えていきます。

【更新予定記事】
→キッチンカー営業の原価、経費の目安
→オペレーションから考える、最大販売数を認識する


▼どんなスタイルで営業するのか?

一口にキッチンカーと言っても、様々な営業スタイルがあります。フェスや祭りなどに出店するイベント出店スタイル、オフィス街でのランチ営業スタイル、街中などの決まった場所に出店する半常設スタイル、スーパーなどの商業施設の駐車場などに出店する催事出店スタイル、飲食スペースを設けて出店する屋台スタイル...

自分がやりたいスタイルを先に決めて場所を探すのか、場所を先に確保して営業スタイルを考えるのか、売る商品を決めて営業スタイルを導くのか、得意とする宣伝方法に最適な営業スタイルを選ぶのか。

営業スタイル×車体×商品
この組み合わせ、結構大事です。そして出来なくはないですが、途中で変更するのは大変だと思います。
ちなみに僕は半常設スタイルで営業しています。

【更新予定記事】
→半常設スタイルでの営業の良し悪し


▼必要なバックヤードは?

飲食店経験者の方からすると当然のことなんですが、バックヤードが安定して営業していくためには重要です。いつでも購入可能な生鮮食品は別として、売ろうとしている商品の材料の最低5倍、僕の場合は10倍程度は自宅のバックヤード部屋に保管しています。
ネット通販で主に購入する包材、スパイス、調味料、文具類、メインで使わない調理器具、結構スペースを占領します。送料の問題もあるのでものによっては3ヶ月分程度のストックがあるものも。スパイスなんて約20種類50k以上...

きちんと整理整頓されていないと、明日の準備をしていたら包材が足りない!仕込みをしようとしたらスパイスがない!なんてことも。

材料がなくて営業出来ない、急遽の買い出しで仕込み時間が足りなくなる、なんてことを日常的にしていたら...

バックヤードの確保、しっかり準備しておくことをお勧めします。


▼営業日数は?

営業日数?そんなものは自分が取りたい休日の日数をら決めれば自ずと決まってくるでしょ、と思っていませんか?
残念ながらそんなに単純ではありません。

キッチンカーは固定店舗と違って、営業中に下拵えや仕込みはほぼ出来ません。冷蔵や冷凍の商品を配送業者さんから受け取ることも出来ません。

仕入からまず考えます。
通常の荷物であれば置き配してもらえば問題ありません。問題は冷蔵、冷凍便ですね。配送先(仕込み場、もしくは自宅)の敷地に大型のストッカーを置ければ、そこに配達して貰えれば問題ありません。
または営業所止めにして、キッチンカー営業の帰りに取りに行く。ただしこの場合は営業所の営業時間、キッチンカーの営業時間、営業場所と配送業社までの移動時間を考慮しなくてはいけなくなります。
配送時間を指定する方法もありますが、キッチンカーの営業時間、帰り時間の調整が必要になります。
全てが上手く噛み合わない場合は、キッチンカーを営業しない日に取りに行く、もしくは配達して貰わなければなりません。

次に仕込みについて。
なぜキッチンカーで提供されているメニューは仕込みが簡単な商品が多いのか。簡単です。仕込み時間の確保がなかなか大変だからです。
仕込みが簡単なメニューを選択する、営業日を減らして仕込み日を設ける、営業日に仕込み時間を作る、このどれかを選ぶ必要があります。
ちなみに僕の場合は、
午前3時〜午前7時:仕込み
午前7時〜午前8時:朝食身支度
午前8時〜午後5時:キッチンカー出動
午後5時〜午後5時半:後片付け
午後9時半就寝
というスケジュールで過ごしております。そしてハイシーズンは休みの日も半分仕込みをしております。

営業日数について、仕入や仕込みを考慮した上でしっかり計画を立てることをお勧めします。


▼車内はどんな設備が必要か?

まだ書けておりません。お待ちくださいませ。


▼どんな車体を買えば良いのか

まだ書けておりません。お待ちくださいませ。

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