2012.11.24 それならば私の心はとっくに沸騰している

足が冷たい人は心が温かいとよく言うが、
それならば私の心はとっくに沸騰しているのではないか、
と思うほど手足が冷たい。

手足だけ北極圏に突入してるんじゃないか。
手足だけ遺伝子が組み換えられてるんじゃないか。
【メイドインホッキョク】とどこかに書いてやしないか。

両親を疑った夜もあった。
恋人に寒いからくっつくなと煙たがられた夜もあった。
1人で街をふらつく夜もあった。(暇だった)

私の思いとは裏腹に着実に壊死へと向かっている(ような気がする)手足を、
ただただ熱湯に突っ込んで見守ること(拷問)しかできないなんて。
いっそのこと見捨てて逃げてしまおうか。
だめだ、そもそも足を置いてきたんじゃ逃げられないじゃないか。

どうする私、どうするどうするどうする…
どうしようもない、寝る!
だめ、寝れない。
じゃあどうする、どうするどうする…

と、そんな負のスパイラルに溺れる私を見かねてか、
妹が“冷えとり健康法”の本を貸してくれたのがちょうど1週間程前のこと。
同誌によれば、

“季節を問わず、とにかく靴下やらズボンを何枚も重ね、上半身は薄着で過ごしましょう。半身浴をしましょう。白湯を飲みましょう。”

ということだったので、
律儀な私はこれ見よがしに下半身をパンパンにして白湯を飲みまくり、
日がな一日冷えとりを実践中だ。

“そのうち悪いものがドバッと出てきて(これを【めんげん】と言うらしい)冷えも改善されるでしょう”

という神のような教えを信じ、まだ見ぬめんげんに思いを馳せる。
リチャードギアのようなナイスミドルめんげんであることを切に願わん。

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毒素が出た私は、
きっときっと、プリティウーマン。

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