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トレーニーの日常 【ジムマナー編】

ジムに行く限り、気持ちよくセットをこなしたい。周囲の雑音をかき消し、極限まで集中した状態を作り出すことができれば、それは達成される。多少の喋り声やマシンの音くらいでは集中力を掻き乱されることはないから、自身の精神状態が不安定でもない限り、トレーニングに集中すること自体そこまで困難なことではない。
しかし、どれだけ頑張っても集中力が一気に途切れてしまうシーンがある。それは、マナーの悪い会員を見かけた時だ。

ダンベルを床に放り投げるように落とす人を見て、不快に感じたことのあるトレーニーは多いだろう。これはジムマナーというより常識の問題でもあるが、多くのジムでは器具の乱暴な扱いを禁じている。自分を鍛えてくれる道具に対してそのような行為を簡単にやってのける気持ちが一切理解できないが、やはりどのジムにも一定数、そのような人間がいる。

写真撮影もそうだ。とある有名ジムではジムエリアでの写真撮影を禁止しているが、そのジムで私は、隠れてこっそり自分の体を撮影しているクズを見かけたことがある。極めて不愉快になり、その日はほとんどトレーニングに集中できなかった。

他にも多いのが、場所の占有。マシンの使用時間が1回20分などと決まっているジムがあったりする。20分使用したら一旦場所を離れ、誰も使いたい人がいないことを確認したら再度の使用が認められるといった具合だが、これも平気で30〜40分以上占有する輩がいる。他の人と譲り合って気持ちよく利用するというごく当たり前のことを忘れ、自分のことしか考えていない人間だ。そういう人間が同じジムでトレーニングをしているという事実だけで反吐が出る。

ベンチ台に座ってのスマホの閲覧。マシンを囲んで長ーいインターバルを取っての雑談。バーベルにプレートをつけたままの放置。複数マシンの占拠。鼻出しマスク・・・などなど、他にも上げ出したらキリがない。

ジムに入会してまだ数日で本当にルールを知らないというのであれば、ジムのガイドラインをよく読んだほうがいい。ジムに入会した以上、みんなが気持ちよく利用できるようなジムにしていく活動に、自分も参加しているのだという自覚を持つべきだ。
しかし前述のようなケースは稀で、実際はルールをわかっていて破っているケースが大半であることに、憤りを覚えずにはいられないのは私だけではないだろう。マナーを守ってトレーニングすることがそんなに難しいことではないはずだ。それができないなら、本当にジムを辞めたほうがいい。真剣にやっている人に対して失礼だ。

これを読んでいただいた方が、少しでもジムをいい場所にするために当たり前のことを当たり前にやってくれることを、深くお祈りする。

次回は、マシンとフリーウェイトについて書きたい。

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