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研究室見学のトリセツ
こんばんは、夜波 透子( やなみ とうこ ) です。
ENTJ × ADHD × HSS型HSE基質な私が、
少数派でも生きやすくするために日々試行錯誤している様子を綴れたらなと思います。
今回は、理系学部生の研究室見学について、実体験を踏まえながら書いていきます。
はじめに
まず、研究室見学には必ず行きましょう。
研究モチベがない方は、より自分の目で緩いかどうかを確かめに行くべきです。
そうでない方も、教授から聞いた研究内容や就職先を鵜呑みにせず、その研究室の先輩に聞いた方がいいです。
教授の中には、研究費の関係で多くの学生が欲しく、自分の研究室をよく見せようとする人もいます。
先輩であれば、数年前の自分を思い出して親身になって教えてくれます。
① 研究室のルール
サボりそうという人以外は、基本コアタイムが短いor開始時間のみの研究室がオススメです。
お金を貰っていないのに、社畜のような生活をして、土日or夜バイトは本当にキツいです。
人気のない研究室だと、不真面目な学生が集まるため、拘束時間が長い傾向にあるので、ある程度成績を取って人気のある研究室に行けるようにしよう。
10-19時の研究室の人は死んだ目をしていますし、所属している先輩が「来ない方がいい」というレベルです。
逆に、コアタイムが全くない研究室だと、秋になっていきなり、「なんでそんなに研究進んでないの?」と言ってくるらしいです。
放任主義の研究室は、自主的かつ意欲的な人でないと卒業間近で泣く羽目になります。
まとめると、コアタイムが短いor拘束時間はあれど自由のきく研究室 = ある程度人気の研究室 = 中堅以上の成績を取りましょうって感じです。
② お金
研究室にどのぐらいお金があるか、実は結構重要です。
研究で必要なものがあっても、変えるお金がない。研究を進めても測定に充てる費用が限られており、制限があるなどよく聞きます。
自分がどれだけ頑張っても、研究費という壁は越えられません。
見極め方としては、
他の研究室に聞く
「研究費少ない研究室ってうちの学科あったりします……?」って聞けばOK
教授の年齢や実績、大学の在籍年数
正直実績は分からないと思うので、在籍年数が短かったり若かったりする教授の研究室はカツカツで、研究の成果を出すために拘束時間が長くブラックな可能性があります。
③ 噂
あまり良くないのですが、やっぱり他の研究室の噂は聞いた方がいいです。
基本悪い噂しか流れないので、噂より軽い場合がほとんどだとは思いますが、「他の研究室の雰囲気ってどんな感じなんですか?」って聞いておくのはオススメです。
拘束時間の長い研究室がブラックで嘆いている話や、研究室に行かずニート生活しているなどを友人から聞くので、来年どんな生活を送りたいかを考えるきっかけになります。
④ 雰囲気
学年によって結構雰囲気は変わるのですが、院生が多い研究室は、来年残る先輩の雰囲気を見ておくべきです。
真面目な雰囲気が、ガラッと不良っぽくなることはないと思いますし、教授の雰囲気が結構反映されると思います。
1年は少なくとも同じ研究室なので、嫌いな教授の研究室はオススメできません。
とはいえ、教授の雰囲気半分、同期半分になるので、見学に行った時の雰囲気は半分ぐらいあてにしましょう。
⑤ 研究室の明るさ(物理)
これ、とても大切です。
雰囲気の善し悪しに大きく関わります。
私の学科は、研究室の照明が暗いほど雰囲気が暗かったので、研究室の明るさはのちのちの自分の心の明るさだと思ってください。
⑥ 研究テーマ
1人1テーマであれば、教えてもらえる環境にあるかが大切です。
院生が多く誰かしらに聞ける場合や、先行研究を引き継ぐ形であり、同期でテーマが近いなどでないと、論文や文献探しが本当に大変です。
グループであれば、教授との距離が近く、聞きやすい環境でしょうか。
要するに、卒論の時期に困らない環境であれば研究テーマは1人でもグループでも大丈夫という話です。
自己語り
私は研究モチベがないのに、
忙しい研究室に入ってしまい半分後悔、しかし半分有意義だと思っています。
毎日行くおかげで研究室の人と仲良くなり、同期でカラオケに行ったり、研究室の飲み会に複数回参加したりと楽しい研究室ライフを送っています。
あとは、親に学費を払ってもらっているので、同じ学費なら最大限活用しよう!という気持ちです。
ですが、1番大切な研究においては、先輩がいるからやっているものの、集中力が続かずしんどい毎日です。
新しいことをやっている瞬間は楽しく、発表や文字にまとめる作業は好きですが、お金にもならないのにと思いながら研究をし続けているときは、もう一歩で鬱になるな〜と思っています。
似たような研究をしている人がいないため、教授を含め誰も私がこんなにゆっくり研究をしていることに気づいていないのをいいことに、計画を想定の倍の時間で立てて、終わったら帰るようにしています。
実際、とても集中力を必要とする研究なので大変ではありますが、やる気のある方であれば2倍の成果は出でいるだろうなと思っています。
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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
今回は研究室に生活を蝕まれている私が勧める、研究室の決め方や研究室見学で聞いた方が良い質問例などを思い出してみました。
疲れたとは言ったものの、所属している研究室が私の学科ではやはり1番マシだなと思うので、研究室選びは間違ってなかったな、とは感じています。
どの研究室に入るかで、学生最後をどう過ごすかが決まります。
この記事を読んだみなさんが、希望通りの学生ライフをおくれますように。