絵が家にやってきた
伏屋美希さんの作品とは、インターネット上で出会った。まだ、私が作品収集を意識していなかった頃、生活空間に絵があったら面白いんじゃないかと思って、作品を探していた時に発見した。
ネット上で見てから、しばらくの間気になってどうしようもなく、確か伏屋さんに連絡して、展示会があれば本物を見てみたい。とわがままを言い、ネットで見たのとは別の作品を拝見し、伏屋さんとお話しした後で、この絵の購入を決めた。
伏屋さんの絵は、色彩のレイヤーが限りなくシンプルな形で積層してできているように思う。
テクスチャは平面的で、背景の描き込みも無いのに、空間的な奥行きを感じる。
購入した絵が部屋に到着したら、想像以上に存在感があって、戸惑っていたのをよく覚えている。
新しい同居人がいつも元気にリズムを刻んでいる。そんな感じだった。
今ではこの絵の彼女は古株で、だいぶ家に馴染んでいる。 もしくは、私が彼女に慣れたのかもしれない。
*作家紹介*
伏屋 美希(ふせや みき)
https://mikifuseya.art/