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NO13 資金調達アドバイザーのつぶやき!!銀行の合併が進む?
資金調達アドバイザーのヤナイナオトです。
最近の新聞で地銀の再編が進むのではないかと思われる記事を見た方も多いのではないでしょうか?
今年5月に地銀の経営統合や合併を独占禁止法の適用除外とする特例法も制定され、年内に実施される方針のようです。
私の住む三重県では、三重銀行と第三銀行が統合、桑名信金と三重信金も統合されるなど再編が進んでいます。
銀行が合併するとどうなるか?
預金は2行で2千万円まで倒産した時にも保証されていた預金保護の枠が1千万円になってしまします。
まあ、これは預金を降ろして他の銀行に変えればいいのでそんなに問題ではないですね。
今の借り入れはどうなるか?
多額の借金をしている企業です。銀行が統合されて1行になってしまうと
与信枠が減らされる
業績の悪い企業は、担保を入れてもらわないともうこれ以上は貸せません。俗にいう貸し渋りが起こる可能性があるということです。
対策はあるか?
合併や再編の可能性が低いところへ借入をシフトします。
具体的には?
公庫と商工中金ですね。
そして農林中金、JAという選択肢もあります。
都銀は?貸してもらえればいいですね。しかし、金利は高くなるかもしれませんね?
公庫と商工中金とは?
どちらも国が作った金融機関。コロナ対応の緊急融資を扱っています。
商工中金は民営化されたとはいえ国の影響力が強い。公庫も商工中金も役所OBを受け入れています。
補完金融という縛りを受けているので借入するには民間銀行の顔色を見なければならないのが借り手の中小企業から見ると不便なところ
なぜ合併するの?銀行って儲かっているのではなかった?
「銀行は儲かっているのではないか?だって預金しても利息がほとんどつかないし」と思われる方も多いと思います。
実は昔と違って、今は預かった預金を借りてくれる『貸し手』が少ないというのが実状です。いわゆる金余りといわれるものです。
企業融資<預金
という状況です。
ゼロ金利政策
これまでは、貸し出しに回らない預金は国債等安全な債権を購入してきました。しかし、高い金利の国債も償還期間を迎え、債券での運用利回りは低下。ゼロ金利政策で国債の利息も大幅に減少しています。
ATMも人件費の削減に貢献してきたものの、最近では維持費がかかるために撤去が始まっています。
銀行員と言えば昔はに頭を七三にに分け、スーツのズボンもしかりアイロがかかっている。一見しただけで職業が分かりました。
しかし、最近では何となくそんな感じもするけれど・・・。
見分けがつかなくなりました。
そして銀行は企業への融資ではなく、投資信託や生命保険を売って利益を上げることに必死になっている状態です。
****まとめ****
証券取引法第65条、金融商品取引法第33条第1項)で銀証分離がしっかり行われてきた時代は、銀行員であることに誇りと自信を持っていました。
しかし、1993年の金融ビッグバン以降、この垣根が低くなるにつれ銀行員のステイタスが失われているように思われます。
キャッシュレス時代が進むにつれ銀行の役割も終えてしまうのでしょうか?
\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\ ・・・・・・・・・・「失敗しないで成長す」・・・・・・・・・・・・・ 公庫勤務26年で1500社以上の融資と12年で中小企業4社計100億円以上の資金調達を行う中での成功や失敗のなかから、財務・労務・営業戦略をお伝えします。 \\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\ #中小企業 #コロナ #公庫 #資金調達 #金利 #地銀再編 #コロナ