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ヨーロッパ周遊1ヶ月ハイライト②チェコ、オーストリア


ドイツ編で息切れしてしまったので、少し休んで続編。

チェコ

プラハ
チェコはプラハのみ滞在。
チェコ、ヨーロッパ有数の観光地というだけあってかなりの観光客がいる。前述のドレスデンも人が多いなと感じたけれど、ドレスデンがローカルな祭り、たとえばねぶた祭りだとすれば、チェコは京都。きっといつも観光客でにぎわっているのだろうなと感じた。ブルタバ川(モルダウ)がどっぷりと流れている。あぁ、あの合唱曲の「美しき川よ」はこの川なのね、と。

想像の5倍大きい白鳥がたくさんいて可愛かった。

ドイツと比べて、街の人は冷たい印象。観光客に辟易としているのかしら。
中心地は車道さえも石田畳で1度バスに乗ったのだけれど、まぁ乗り心地が悪い。そんな中スケボーで駆けていく少年をみて、まぁスケボーは楽しいけどさすがに無理があるのではと思う。
プラハでよかったのは教会での演奏会とキュビズム建築巡り。

教会での演奏会は頻回に開催されている。前に読んだ本で「このプラハでの教会演奏会が本当に本当に美しくて涙が出て、こんなにも美しい世界に別れを告げていつか死ぬ自分が悲しかった」というような表現があった。そんなに素晴らしい体験をして死を連想するなんて悲観的な人だなと思っていたけど、納得。装飾や宗教画で飾られた教会に響くパイプオルガンや弦楽器を聴いていると、とても神秘的で、美しくて、否が応でも昇天をイメージしてしまうなぁと思った。モルダウをこの地で聴けたのも良かった。

キュビズム建築はプラハでしか見られない建築様式。

モダニズム建築とはまた違った、装飾的な外観が格好良い。もっとゴテゴテしている感じだと思っていたけれど意外にシンプル。
キュビズム博物館も良かった。展示内容もよかったのだけど、そこで働く人たちがそれぞれ個性的でこの博物館にぴったりだった。

プラハで美味しかったものはメドヴニークというはちみつのケーキ。

スーパーで買ったものでも十分美味しかった。ただ、とても甘いので2日に分けて完食。

オーストリア

ウィーン

ウィーンにはもともと滞在する予定はなかったのだけど、深夜特急に乗るために1泊だけ滞在。久しぶりに聞くドイツ語になんだか安堵する。全然わからないけど。ウィーン、さすがハプスプルグ家のプライドと豪華さの中にも下品な感じでなく洗礼された雰囲気を感じる。ドイツに文化圏が似ているためかクリスマスマーケットが各地で開催されている。ドイツのものより、もっと万人に開かれているかんじ。イルミネーションなどもおしゃれ。

ウィーンでよかったものはフンデルト・ヴァッサー博物館。

近くにはヴァッサーが設計した集合住宅もある。

図らずしもドイツ、チェコ、オーストリアと建築が楽しい。ヴァッサーはアンチモダニズム、アンチ直線主義。これまでモダニズム、キュビズム建築と見てきてその対比が面白かった。
自然との調和を重要視していて、自然界には直線は存在しないという理由でアンチ直線らしい。
博物館の設計も彼自身が行い、床も波打っていたり、柱も同じものはなかったりと徹底していて興味深い。おなじ『自然との調和』を謳っていてもアプローチの方法は全然違うんだなぁと。

ウィーンで美味しかったものはシュニッツェル。まぁこのくらいしか食べてないのだけど。顔くらい大きい薄いカツレツが2枚ある。かなりシンプル。


この後、夜行列車で水の都ヴェネチアへ。
続きます。

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