北九州再生推進会
昨日の夕方。北九州市長に元市長、市議会議員や北九州市を拠点とする錚々たる企業が名を連ねる北九州再生推進会の発会式に、理事の末席として出席させて頂いた。
ボクシングジムの会長は私のみであり、名を連ねる企業は錚々たるメンバーである。当然の事だが、私のような吹けば飛ぶような会社は皆無である。
そもそも私には政治や宗教、思想信条に特定したものはなく、ただただ正しいものは正しい、悪いものは悪いという一念で生きてきた。
昨日の会議は、北九州市を再生し推進するためには、誰が何の為に何をするか。
私が北九州市をOnly Oneにと思い、一昨年から活動しているたのだが、昨年この促進会が発足された時、ある方から入会を促され、二つ返事で参加させて頂き、この度正式に発会となった。
そこには北九州市の現市長と前市長、ご高齢の方から最年少の私、そして既に第一線を退いた関係各所の方々が北九州市の為に、という思いで来られており、中にはお懐かしい名の方も複数いた。
もはや利権がどうで職種がどうだ、思想信条がこうだという垣根を越え、北九州市をどうにかせねばならぬ、という理念と思いの同じ方々がこれだけ団結し、集まった事に深く感銘を受けた。
と共に、私が子供の頃は遠い存在であった方々も出席し、その席にまさか私がいる事に驚きと喜びを隠せえなかった。
約2時間弱で会の趣旨と説明が終わり、喜び勇んでジムに帰ると、この会での私の活動を見守るジムのスタッフ、メンバーが待っており会での動向を聞いてきた。ジムはこの間、広津、中野というトレーナーが守っていてくれた。
これこそが北九州市と教育、そしてとボクシング競技というツールを用い、地域貢献したいと思い私がやりたい事だった。
そう思うとつい泣きそうになった。
若い頃、散々市や大人の方々にご迷惑をかけ、自分とは世界が違う方達と、今こうして共に素晴らしい活動に参加させて頂き、ジムのスタッフにも理念が伝わっている。
思えば21歳の頃、100円を握りしめ水だけで1ヶ月半を車中泊で暮らす、という悲惨な環境をものともせず、そこから叩き上げ53歳の今となったが、こうした会に誘われ、ここに座らせて頂いた事に感謝した。
信念を貫いてよかったと思うと共に、ボクシングとジムと、小さいながらも砂を噛むような思いでここまで会社を引っ張り、もがき苦しみながら、楽しくプラス思考で生きてきた事を今更ながら幸せに感じる。
さて、これからが本当のスタートだと思う。
そう信じ、これからも正しいものは正しい、悪いものは悪いと言い、前を向き少しでも世の中に貢献しようと思う。
人間変わろうと思えば必ず変われる。
口先だけの人、利権や権力にしがみつく人とは付き合わない。私の従業員、スタッフ位は守れるお金を稼ぐ。
口だけではなく今後も体を張り胸を張り、北九州市やジムのみんなと信念を貫いていこうと思う。
私は私自身を信じる。そう思えた本当に記念すべき1日だった。
グチやネガティヴな行動や、言動を取る暇はない。
悪い者とは戦い生きていく。しかしそこに独裁や利己的な思いが先行しないよう足元を見る。諸先輩の意見に耳を傾け、若者の意見を吸い上げボクシングでベルトを掴み、教育をしていく。それを恩返しの一つにする。
それを再確認できる記念すべき日であった。
頑強な体と精神に産んでくれた両親、そして育んでくれた北九州市に敬意と感謝する。