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自分で自分の漫画を作る
と言っても、同人誌を作るわけではないです。
過去にやった作品で単行本になってないものを単行本にしよう、と
何年も前から考えていた、それを実行したのです。
作品は『笑え、ゼッフィーロ』。
週刊連載で370回7年半に及んだ。
連載途中にはいろいろあった。海外旅行に行った先からデータ入稿したり
家人が重い病気になったり、
母が亡くなったりした。
母が亡くなった時は葬儀の合間見て入稿してて、父に怒られた。
その父も亡くなった。
編集プロダクションに頼んで、編集をして貰った。
毎回6ページだったけど総ページで2220ページ。前書き後書き目次など入れるとかなりのボリューム。
で、できあがったのがこちら。
![](https://assets.st-note.com/img/1728380167-k1tHslmrUaRLKwSTJgc9OvGA.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1728380184-ENud7Qz4YFn0oj9aHmWkAeJ5.jpg?width=1200)
高校生の将棋部を題材にしてて、日本のあちこちの大会、高校将棋部を取材して廻った。原稿料なんか残っちゃいなかろうってくらい廻った。正直な事言えば、この漫画を描き終わった時以来、漫画描くのが億劫になるくらいエネルギーを注ぎ込んだので、面白くないわけがない。
売るつもりがなかったが、取材の時にお世話になった方々にお送りした。
編集、出版、送付など合わせると百万円を軽々超える金額になっちゃった。
でもいいのだ。
誰も本にしてくれないなら自分でやるんだ、と決めたんだから。
そういうわけで、ただの自慢だが、ものすごく面白いよ、この漫画。
さらにこれを国会図書館に寄贈してきた。
![](https://assets.st-note.com/img/1728380542-PbYcNldR3nLt4JfEv178SmjD.jpg?width=1200)
これでボクがくたばっても、国が保管しててくれるわけである。ケケケ。
手続きはごく簡単だった。一ヶ月くらいでリストに載るらしい。