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月曜日の抹茶カフェ(著者:青山美智子)

著作者:青山美智子 発行所:株式会社宝島社 2023年6月20日発行
 
この作品は、1月から12月までの東京と京都を結ぶ12の話から成っている。ここでは、1 月曜日の抹茶カフェ(睦月・東京)と12 吉日(師走・東京)を取り上げる。
 
美保(みほ)は、26歳、携帯ショップで働いている。1月も半ばとなったが、初詣をする。そこで、『きっといいことがありますように』と願う。この願いは成就する。
 
美保はマーブル・カフェへ行くが、そこでは、抹茶カフェというイベントを行っていた。メニューは二つ。濃茶(こいちゃ)一二○○円と薄茶(うすちゃ)七○○円。どちらも和菓子が付いている。美保は濃茶を選ぶ。
 
カフェの若旦那がスマホの使いにくさのぐちを言うと、美保は、スマホが『生きてるみたいな感じがするんです。もう、かわいいヤツめ、って思います』と熱く語る。それに何か感ずるところがあったのか、若旦那は薄茶をサービスする。
 
美保は若旦那に好意を抱く。この好意は、成就するのだろうか。その解答は、最終章にある。楽しんでください。こころがほっこりします。
 
注:『』は、引用文
 

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