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東公設市場

那覇市東公設市場(沖縄県那覇市東町21-1)
現在は、敷地全体が沖縄県立離島児童生徒支援センターとして利用されている


東公設市場は、市場を訪ねようとしたのではなくて、通りかかったらたまたま酒屋があったのでなんとなく店内へ入り、後から調べたらそこが公設市場だった、というのが最初に入った機会でした。広い酒屋の床に、なにかがあって、何かを外したりした跡が残っていました。思えば、それが公設市場だった痕だったのでしょう。

率直に言えばほぼ記憶に残っていないのですが、那覇東町に戦前存在したという大市と、位置関係で似ていると思っていました。もしかすると、ここが牧志の公設市場のように賑わった世の中もあったのかもしれない、と。

道路に面して少しバイクなどが停まっているスペースがあり、その先にスーパーの入口のようなドアがあったような…記憶が定かでありません
裏手は少し広くなっていて、駐車場や公衆トイレが有りました
右奥がかつての東公設市場、今の離島児童生徒支援センター。左は専門学校、かつては沖縄山形屋の倉庫、さらに以前は親見世
「山形屋百貨店となっていた」と記述があります。戦後も、もし東町が那覇の中心のままだったら、ここにデパートと市場が並んでいたのかもしれません
初期の東市営住宅にお住まいだった、城間あさみ監督(海燕社)のお話をもとにメモした、東公設市場の見取り図(汚くてすいません)。「小学校に上る前までなので記憶が定かでないのですが」とのこと。当時の市営住宅は、学校の先生や公務員の家庭が多く、自治会や子ども会でバスを借り切って遠足に行ったりしたそうです。

2023年の1月から2月にかけて、那覇市内の公設市場と公設市場跡の10カ所と、他に市場と呼ばれる場所8カ所、合わせて18カ所の市場を回った訪問記を制作しました。

市場の古本屋ウララさんで開催する「おかえりなさい、公設市場」展で販売しています。ぜひご覧ください。
urarabooks.ti-da.net/a12455905.html

「マチグワカイ ユーメンソーチェビーサヤー(市場にようこそいらっしゃいました)」というタイトルは、以前の第一牧志公設市場に掲げられていた古い看板からとりました

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