【中国動向観察】楊潔篪氏の米国住宅とされる邸宅の写真がネットで晒されてしまう:やっぱり米国大好き⁉︎
先日、米中の熾烈なつばぜり合いの陰で実は中国の高官たちは皆、米国が大好きだと書いた。米国側と激しいやりとりをした楊潔篪氏さえも妻娘は米国在住で、娘さんはイェール大学に通っていたとも書いた。ところがその後、さらにそれに追い討ちをかけるような情報が暴露された。
在米の中国人ブロガー曾錚さんは7日、自身のブログ「Jennifer's World
曾錚的世界」に楊潔篪氏のアメリカの邸宅の情報を掲載した。
それによると、楊氏の奥さん楽愛妹女史は1949年10月11日生まれで2001年からワシントンD.C.の2301s St.NWに居住しているという。不動産のオーナーは中国政府。不動産価値は812万8520ドル。おまけに脱税容疑さえあると指摘した。
ワシントンD.C.の2301s St.NW
ブログによると、楽愛妹さんは米国のソーシャルセキュリテイナンバーを持っており、1998年にメリーランド州で発行されたという。不思議なのはその番号はもうひとり、Ruben Ramirezという名前の人もいるという。その人物についても1998年に発行され、楽さんとおなじ生年月日になっているというのだ。専門家によると、米当局が別人に同じ番号を付与してしまった可能性はあるが、一人で二つの番号を持ち、一人は本人でもう一人は偽名という場合もありうるという。
実は楊潔篪氏自身もソーシャルセキュリテイナンバーを持っているという。彼の番号はニューハンプシャー州のコンコードで1975年に死去した Grace Muzzey氏と同じだというのだ。
楊潔篪氏の娘、楊家楽さんも2010年9月から今までニューヨーク市のリバーサイドBLVD60のビル1912マンションに住んでおり、そのアパートの家主はYan Jingboになっていて、購入日は2011年9月1日になっているという。価格は177万7862ドル。
楊家楽さんにはもう一つの住所があり、ニューヨーク42番街の西350の25Lマンション(350 W42nd St Apt25L, New York)で、ここは2015年8月から保有しているという。He Zheという名義で購入価格は166万ドルだという。
楊家楽さんは英語名Alice Yangといい、ワシントンD.C.のSidwell Friends Schoolに通っていたという。ここはかつて重慶市のトップで汚職疑惑で逮捕された薄熈来氏の息子、薄瓜瓜も通っていた学校だという。
このような妻子を海外に住まわせながら資産を保有する「裸官」は少なくない。2010年に中央党校の林喆教授は1995年から2005年の10年間に118万人もの「裸官」が出現したと明かしたことがある。北京市検察院の統計では30年間で約4000人が海外に逃亡し、その合計資金は4000億元(635億ドル)に上り、平均で1億元(1587万ドル)にもなるという。
いやはやである。一体全体、次から次へと同じような案件が連続で起き、中国っていうのはどんな政治体制なのか首を捻ってしまう。
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