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#言葉の行方 第4回お題「秘密の逢瀬」 感想とまとめ
今回は、先日Twitterの言葉の行方(@KotobNoYukue)アカウントで開催いたしました、第4回お題企画について書かせていただきます。
では、厳選2作品の発表です。
「あの青い星では、「七夕」と名付けられた日を人々が祝ってるんだろうね。」私の隣で彦星は楽しそうに呟く。「そうね、1年に1回しか会えてないらしいね。」私は微笑む。数百年前に、彦星が作った小さな橋で私達はそれぞれの両親に内緒で会っている。「また明日ね。」名残惜しそうに私達は家に帰った。
— アスタリスク* (@Asu_cu) July 7, 2019
私達が通常思い描く「七夕」とは違う世界が見事に作り出されていました。年に1回という制約から解放された2人の幸せそうな姿にほっこりしました。「秘密の逢瀬」というお題で浮気や不倫といった暗めな物語が多数ある中で、この物語はとても幸せな「秘密」が成り立っていて、それがとても魅力的でした。
少しのお日様と、ほこりっぽい匂いが充満した小さな準備室。窓の外から野球部の声が聞こえる。「部活は?」小さく笑った先生の目がちょっと意地悪で、私もついつい意地悪を返したくなる。「顧問、掛け持ちでしたよね。部活は?」さらりと髪に触れられる。いい、と短い返答の後、いつも通り頬を撫でた。
— よしのよる (@YOSHINO_YORU) July 7, 2019
単純に、私のドツボというか、めちゃくちゃ好きなタイプの作品でした。故に語彙力のない感想になってしまうのが申し訳ないのですが、この、教師と生徒という秘密の関係がまず好きでしたし、この2人の言葉の駆け引きの雰囲気がとっても魅力的でした。前後の背景まで知りたくなるような作品でした。
#言葉の行方 は140字小説専用のお題タグです。隔週月曜日にお題を発表しています。
お題に沿った作品は全てRT&いいねさせて頂きます。募集期間終了後、厳選10作品をモーメントにまとめて発表すると共に、一部の作品には感想を書いてご紹介させて頂いております。
現在は第5回お題「傘の下」を開催中です。
皆様もよろしければ是非、覗いてみてください!
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