紫式部 氏神のやしろ 大原野神社
京都にある神社「大原野神社」に行きました。
大原野神社とは
延暦3年(784)の長岡京遷都の際、藤原氏の氏神である奈良・春日大社の神様を勧請し、小塩山の麓にお祀りしたのが始まりです。全国に数千あるといわれる春日大社の中でも、大原野神社は最初の分社です。
また、源氏物語の作者紫式部(藤原氏)にとっても氏神であり、式部が越前国(福井県)武生にいた際には都を懐かしみ「小塩山」を歌に詠んでいます。
少し不便な場所にあるため、今回は車で行きました(駐車場は有料です)道は少し狭かったです。
駐車場から歩くと、まず「鯉沢池」がありました。
鯉沢池は、奈良の猿沢の池を模して造られた池です。橋を渡ると「若宮社」があります。
こちらは「千眼桜」です。
こちらは一重の枝垂れ桜で、花芽が多くつきます。満開期間が短いため「幻の桜」とも呼ばれています。訪れた際は桜の季節ではなかったので、咲いてはいませんでした。
再び参道を歩いて行くと、シイの大木跡がありました。
そして三の鳥居へ。
こちらの鳥居を通ると本殿があります。
本殿は京都市指定文化財です。本殿の前には、神鹿と呼ばれる、狛犬ならぬ狛鹿がありました。狛鹿は全国でもこちらの神社のみで、鹿は神様のお使いの動物とも伝えられています。
参拝をした後は「モミの神木跡」へ。
モミの神木跡は、平成30年に通過した大型台風によって折れた樅の木(樹齢約500年)です。中に入ることもでき、中に入って木霊の力を受けることもできます。
参拝をした後は、境内にある「春日茶屋」に行きました。
春日茶屋では、よもぎ餅を食べてみました。
けっこう大きめで、生地ももちもちとしていて美味しかったです。
たどり着くまでが少々大変でしたが、無事に参拝をすることができてよかったです。