見出し画像

多賀大社

 滋賀県にある「多賀大社」に行きました。
 こちらは、古事記に記述があるように1300年以上の歴史があります。室町時代に多賀大社の信仰が全国に広まり、現在では親しみをこめて「お多賀さん」と呼ばれています。
 ご神徳は生命の親神としてのご由緒にちなみ、延命長寿、縁結び、厄除けの神様として有名で、元正天皇、武田信玄、太閤秀吉の母大政所の延命祈願など数々のご社伝が伝えられています。

 それではさっそく境内へ。こちらは多賀大社の正面にある「大鳥居」です。

大鳥居

 大鳥居を通ると、「太閤橋」(県指定有形文化財)があります。こちらは太閤秀吉が奥書院・庭園とともに作りました。元は木造でしたが、1653年頃に石の橋となりました。

太閤橋

 こちらは「ご神門」です。明治8年に改修された四脚門です。

ご神門

 門をくぐると、拝殿があります。こちらで参拝をしました。

 参拝をした後は奥書院と庭園に行きました。こちらは別途拝観料が必要となります。

 奥書院(県指定有形文化財)は、多賀大社に残る最も古い建物で、江戸時代中期(安永三年)に再建されました。
 こちらは富士山と鶴が描かれた鶴の間です。

 奥書院は、茶室など6部屋があり、床の間をはじめ障壁画は、全て町の指定文化財となっています。

 狩野派の絵師による襖絵は金地を基調とした濃彩画で、唐獅子牡丹図や花鳥図など江戸期の書院様式をよくとどめています。

 こちらは「参詣曼荼羅」です。社寺の縁起、ご利益などを絵解き風に描き、参詣と信仰を促すために描かれた絵図です。
 安土桃山時代のもので、当時の社頭や周辺が克明に描かれ、一方お渡りの様子、能や巫女の神楽、的場に弓を引く人、馬を引く人、水垢離みずごりをする人などが楽しく描かれて、見る人にご利益のありがたさや参詣の意欲をつのらせるものです。

 こちらは庭園(国名勝指定)です。
 奥書院から見える庭は安土桃山時代の池泉鑑賞式の庭園です。正面に守護石据え、左右に鶴と亀の岩島を配し、大きな自然石を渡して橋としています。

 社伝によれば、太閤秀吉が母大政所の病気平癒を祈願して奉納した米一万石をもとに築造されたと伝えられています。

 庭園を拝観した後は境内にある蕎麦屋で蕎麦を食べました。

 こちらの蕎麦は寿命そばを使用しています。油揚げも美味しかったです!

 帰りには、古くからお多賀さん名物として親しまれる「莚寿おこし」を購入しました。パッケージも可愛らしいです。

 そして、門前には色々なお店も並んでいます。
 多賀名物といえばやはり「糸切餅」ですよね。そんな糸切餅の記事はこちら↓

 糸切餅は安定の美味しさでした!お土産に購入する人も多く、たくさん購入している人もいました。

 悠久の歴史と由緒のある多賀大社、是非訪れてみてください。

いいなと思ったら応援しよう!