ガブリエル・シャネル展
三菱一号美術館で開催されていた「ガブリエル・シャネル展」のレポです。日本では32年ぶりの開催で、2022年6月~9月まで開催されていました。人気の高いブランドのため、会場は混雑していました。
ガブリエル・シャネル(1883~1971)は、「20世紀で最も影響力の大きい女性デザイナー」といわれています。本展覧会では、シャネルのスタイルの誕生から、スーツやドレスなど服の展示と、アクセサリーや香水などが展示されていました。
当時シャネルは時代に縛られた、女性と女性らしさに対する固定概念に追随するファッションに異議を唱えていました。そこで、自身が「ダンディな女性」であることを示し、「男性の衣服の」流用から、男性のワードロープの快適さ、使いやすさ、格調高さを女性たちのために解釈した服への創造へと至りました。シャネルの服は女性たちがそれまで夢見てきた自由に動けて個性を発揮することのできるような、新たな生き方を望むユニフォームの構想を訴えていて、その思想なども色々と記載されていてよかったです。
個人的には服や靴の展示も素敵でしたが、そのスケッチもよかったです。当たり前ですが、デザイナーなので絵も上手くて凄いと思いました。スケッチ集はお土産コーナーで販売していましたが、あまりにも高すぎて断念しました・・・。図録は買いました。
ですが、全体を通してあまり展示が少なかったかな、とは思いました。
こちらの展覧会では、シャネルの香水のサンプルをゲリラ配布していたそうですが、その予算があるならもう少し服の展示があってもよかったとは思います。といいますか、配るなら入場料を上げて全員に配ればよいのでは・・・と思いました。
帰りに、美術館の前に咲いていたバラを見ました。
バラはどれも綺麗でした。
こちらの美術館の周りは、このようにバラが綺麗に咲いています。見ていると、自分も育ててみたくなりました。
また、この周辺にはカフェなども多くあるので、また何か企画展が開催されたら訪れたいと思います。