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魅力的な人になろう。
授業で創作文をやっている。
思い思いの発想で、豊かに物語を紡いでいく様子は見ていても楽しい。
そんな創作分の授業を計画していく中で、いくつか創作や物語に関係する書籍を読み返していた。その中にあった一節。
「人は長所で尊敬され、短所で愛される」
これ、いいなぁって。創作の際に、登場人物をどうやって魅力的に書くかという話題だったんだけど、創作だけでなく、人生においても大事なことだよなぁってことでHRで生徒に紹介した。
長所だけを自慢する人になっても愛されない、つまり人は離れていってしまうし、短所ばかり目立つ人は、愛されはするかもしれないけど、深い関わりは求められないよね。
魅力的な人はどっちも兼ね備えているし、長所を生かしつつ、短所を他の人に助けてもらっている。助けられることによって、他の人を助けようという気になるから、そこで助け合いの輪が生まれる。
魅力っていうのは一人で完結するんじゃなくて、周りの人を巻き込んで循環していくものなのかもしれない。
でも、ときに、人の短所を笑う人がいる。
短所を笑われた人は、当然ながら短所を見せづらくなる。
そして、笑われた周りの人も、自分も笑われるのは嫌だから、短所を見せづらくなる。
笑った人は笑ったことと同じことはできない、よって短所を見せづらくなる。
そうして、誰も弱みを見せない、強がりばかりの集団ができる。
そんな集団は息苦しいよ。
自分の長所を生かしながら、
短所を認めてより良くしようとしたり、
ときに笑いに変えたりするのが
魅力的な人なんじゃないかな?
たくさん、読んだり、書いたり、
聞いたり、話したりする中で、
人としての魅力を磨いていけたらいいね。
などなど、こんなにくどくど話してはいないけど、
ざっくりと生徒に伝えたのでした。
言ったからには自分も魅力を磨いていかないといけないな。
生徒とともに育っていきたいなぁと改めて
感じました、っていう話でした。
ではでは。